6月8日特別編:「卵ゲップ病」ことジアルジア症とは?


※この時所持していた通貨のレートはおおよそ1ドル=114円=4000リエルでした(リエルは対ドルで事実上の固定レート扱い)。
※地図と旅程はこちらを参照。

 
東南アジアや南アジアを長期、1ヶ月とか2ヶ月旅行するとたいてい1度はかかるのが、「卵ゲップ病」こと「ジアルジア症」である。これは動物の糞便や感染した人間の糞便などに混じっている「ランブル鞭毛虫」という単細胞病原菌をなんらかのルートで腹に入れてしまうとなる病気で、こちらでは非常に知られたものである。

 

ランブル鞭毛虫(Wikimedia commonsより転載、パブリックドメイン)

 
基本的には、不潔な食堂や屋台などでの食事、不潔な果物の表皮、不潔な水・氷などから感染しうる。つまり、普通に現地の庶民が食べているものを食べていれば、その場所の不潔度に応じて、確率論的にかかる病気である。

 
私自身は、確信を持ってジアルジア症だと言えるのは2回、怪しいなと思うのを含めると4回罹患している。一度目はこの病気のことを知らずに、かなりひどい状態にまでなってしまった。症状の順番は以下である。

 
①下痢……そう激しくはない。トイレに駆け込んだり、夜中に目が覚めるほどのものではない。しかし確実に下痢をし、体力が落ちていく。
 
②腹部膨満感……とにかく食欲がなくなる。あれ? 今日朝ご飯遅かったっけ? いやいや、7時に食ってるぞ、じゃあなんでもう13時なのにお腹が空かないんだ、なんだかちょっと吐き気もするし、というような不快感が起こる。
 
③ゲップ……「卵ゲップ病」の名前の通り、ゆで卵の黄身のような硫黄臭のするゲップが出るようになる。事前知識があればここで気づくことが出来る。
 
④発熱……だいたい37℃から38℃ほどの熱が出る。これは下がったり上がったりを繰り返す。
 
⑤腹痛……下痢の時点で少々の腹痛・不快感があるのだが、最終的には非常にきつい腹痛、「これが胃痙攣ってやつか?」というほどの腹痛が起こる。

 
ではどう治すか、といえば簡単で、これには特効薬がある。「ティニダゾール」という薬である。これは日本では、女性の「膣トリコモナス」の治療薬としてしか認可されておらず、処方箋も必要なために気軽に買うことは出来ない。しかし東南アジア、少なくとも私の知る限り、ベトナムとカンボジアでは殆どの薬局で安価に手に入り、飲めば(人にもよるだろうが)1時間か2時間で楽になって、一晩寝ればすっかり治る。

 
今回は昨夜の夜寝る前から下痢が始まり、朝の時点では普通の下痢だと勘違いし、薬局で下痢どめを買って7時半頃に朝食とともに飲んだのだが、10時にクラチエ発のバスに乗って、12時にメーモットの休憩所でまったくお腹が空いていないこと、腹部の膨満感に気づき、さらに車中でゲップの臭さに気づき、14時半にコンポンチャムについたらすぐに薬局を探した。1軒目は「ない」と言われたが、2軒めは「ミーン(おばさん)」と呼びかけると(外国人だ、知らん知らん)というように手を横に振られたが、「ティニダゾール!」と呼びかけてみたらすぐに「あ、ティニダゾールか」といった感じで用意してくれた。1錠500mgと書かれた箱だったので、1500mgを2回かな、たしか手持ちも2錠くらいあったし、と6錠買って3000リエル(0.75USD)。

 

飲んで1時間。そろそろ効いてくるかな?

 
今回の原因は、クラチエの北、カンピのメコン急流地区の飯屋で買った「自家製アイスミルクコーヒーをペットボトルに詰めて凍らせたもの」(昨日午後早く)か、「クラチエ市場の東の方の屋台街で食べた炭火焼きとからし菜の豚肉煮込み」(昨日夜8時頃)か、さてどれだろう……。

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