Du lịch Việt Nam 2012/Aug/16 Part6 真夜中の知らない街に放り出される

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この記事の前提条件は1日目パート1を参照ください。
※この旅行記は帰国後に書いたものです。ブログの投稿日時を旅行当日に合せています。


1日目(8月16日)その6 タンソンニャット空港から Bùi Thị Xuân (ブイチスァン通り)の Hoang Lien Hotelまで

タクシーチケット
今回、画像が一切ないので(読めば分かるが、そんな余裕あるか!)、帰国後に撮影したタクシーチケットの画像を

 

タクシーは Vinasanもしくは Mailinが安全だと、どこのガイドも口をそろえて書いていので Vinasanのカウンターへ。なお、空港から市内までの相場は10USドルだというが、今年の2月から外貨規制が強化され、USドルは一切使えないという噂は本当のことだった。ホテルの名前、住所、電話番号を書いたメモを係員に見せて値段を聞くと 260,000ドンの前払いでホテルまで確実に、とのこと。両替のあとにレートを書き込んだ『指差し会話帳』と見比べると約970円(13USD)。

さっそく、「it’s expensive」と伝え、駆け引きのつもりでその場を離れようとすると、電卓を打ってこちらに見せてくる。額は230,000ドン。しかし、他の会社の値段を調べないで乗る気にもなれないので、今度は Saigon Airport Taxiのカウンターへ。ここで提示された額は 200,000ドンぽっきりだったので、つい心を許して支払いを済ませ、ホテルの住所だの、価格だの、顧客ナンバーだのが書き込まれたチケットを渡される。これを持って、ゲートを出て左のタクシーのりばへ行けとのこと。

ゲートの外は、空港内の寂れようが嘘のような、客引き・客待ちの海だった。

タクシーのりばまでいってみると、わたしの手許のチケットを目ざとく見つけた Saigon Airport Taxiの関係者が「これだ、乗れ乗れ」と声をかけてくる。すぐに乗る気はなかったのだが、勢いに負けて車内へ。もちろん日本と違いドアは手動。

タクシーは夜のサイゴンをゆく。「ホンダがいっぱいだね」「東京から来た」「サイゴンは初めて」だとかいろいろと世間話をしつつ進む。ほんとうに道路じゅうにホンダ(オートバイの総称)があふれ、よくこれで事故にならないものだと感心する。

運転手は英語はあまり話せないようだったが、私が地図とコンパス(腕時計に装着できる小型のもの)を見比べていると、「ほら線路だよ」「ほらここがディエンビエンフー通りだよ」「ほら統一会堂だよ」「ベンタイン市場だよ」と話がはずむ。

……。えーと、Bùi Thị Xuân通りは地図を見るかぎり統一会堂の裏手のはず。ベンタイン市場の南のラウンドアバウト(円形交差点。もとフランス植民地だけはある)を通るって遠回りじゃないの? とは思いつつも「ついでに名所を見せてくれているのだろう」とポジティブに受け止めてはいた。

そしてにぎやかな歓楽街で「ここだ」と降ろされる。私もよく確認すべきだったというか、「ホテルの前まで!」と強くいうべきだったのだが……。

 
ほてるみつからん、てか、どこだここは。しかももう夜中だ。

 

とりあえず、すべての建物に番地がかかれていることを把握したので、数字を頼りにひたすら歩く。街行くひとにメモを見せて尋ねると、「そこの路地入ったところ」と案内されるが、それらしい建物がない……。

もういちど、そのあたりでふらふらしていた爺さんに道を尋ねたところ、「ここは違う場所。そんな地図で歩くのは無理だし、45分かかる。タクシーに乗れ」とのこと。

しかし爺さんの説明に日本語が混じっていたのが気になった。
いうこときいたらきっとだまされる。
爺さんを振り払い、歩きまくる。

目的は15番地のはずなのに、150番地とか書かれているあたりまで着てしまい引き返す。さっきの爺さんにまた出会い、「だからタクシー乗れよ」と言われるが、無視をして、別のポン引き風の若い人に道を尋ねる。

爺さんが「こいつ言うこと聞かないからダメだ!」みたくするのを振り払いながら、ポン引き氏は、地図と、近くの看板を指差しながら「違うだろ」と説明してくれた……。
把握した。ここ、 Bùi Thị Xuân じゃなくて Bùi Việnじゃねえか!!!! ギャー騙された!!!
「タクシー代はだいたい thirty three thousand (33,000)だから」といいながら、ポン引き氏が Vinasanタクシーを捕まえてくれたので「Cảm ơn Cảm ơn」(ありがとう、ありがとう)といいながら乗り込む。運転手に何度も「本当に33,000」かと何度も聞くが、答えはない。

そして「ここだ」とタクシーが止まり、「どこにホテルがあるか」と何度も尋ねたら、運転手の指差すところに Hoang Lien Hotelのネオンが。「33,000だよね?」と料金を尋ねると、ただメーターを指差すのみ。

ああ、メーター通りに払えってことか! いい運転手さんだ!!!
メータには「34.5」と書かれていたのだが、まだ物価も分からなければ、ドンで払うのも2度目なので、勘違いしたわたしは 3,400ドンだと思い 2,000ドンを1枚、1,000ドンを1枚だしたのだが、運転手さんが「あーもーこいつは!」みたいに頭を抱え何かを叫ぶと、すぐに近くのホテルにいた警備員が駆けつけてくる。

警備員はニヤニヤ笑いながら、自分の財布から20,000ドン札と10,000ドン札を出し、ゼロの数を指差しながら、さんすうをおしえてくれた。

 
把握した。34.5って 34,500かー!

 

50,000ドン札を1枚出し、おつりは10,000ドン札1枚と5,000ドン札1枚。500ドン足りないが、『指差し会話帳』には 1,000ドン札までしか載っていないし、10,000ドンに満たない額はおつりとしてももらえないことがあるとも書いてあったので納得する。

とにかく、あのわけわからん夜中の歓楽街からホテルのすぐ前まで連れてきてくれたのである。

もう、「Cảm ơn Cảm ơn」(ありがとう、ありがとう)以外、何を言えばいいというのだ……。

ホテルにたどり着き、「予約があります。日本から来た○○と申します」と説明し、パスポートをフロントに預けると、さっそくホテルの WIFIのパスワードを教えてもらい、ようやく Twitterに「生存報告!」と書き込んだのが現地時間21:49。

家を出てから、実に21時間。ようやくホテルにたどり着いたのである。

4件のコメント

  • タクシー代、一部桁が間違ってたので(笑)、直しました。

  • そしていましげしげとチケットを眺めて気づいた。200,000払った気がするのに、額面のところに書いてあるベトナム語は 1, 8, 100, つまり 180,000では……。

  • まぁ、20,000がカウンターの取り分、180,000が運転手の取り分であればそういう表記もおかしくないか。わざわざアラビア数字ではなくクオックグー(ベトナムアルファベット)で書いてあるのは気づかれないためかwww。

  • 更に空港道路の通行料金まで足してくるから始末に悪い。文句言ったら現物見せてきたんで「OK、金払うんだからこれは貰うぞ」って云ったら必死に返せ返せ攻撃。撤廃された物どんだけ使い回してんだい…

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