Du lịch Việt Nam 2012/Aug/22 Part1 クチトンネル半日ツアー

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この記事の前提条件は1日目パート1を参照ください。
※この旅行記は帰国後に書いたものです。ブログの投稿日時を旅行当日に合せています。


7日目(8月22日)その1 「クチトンネル半日ツアー」

 

前夜はカントーでの日焼け跡が痛くて眠れず、このようにマステとウエットティッシュで簡易クーリングシステムを作り腕を冷やし冷やし寝たのであった。

 

朝ごはんはチャーハンと目玉焼き、謎のちまき(お正月料理などに供するちまきであると後に知る)。このちまき最初はスイーツの類かと思ったのだけれど、豚肉ともち米で作ったしっかりした主食であった。この日は朝早かったためか、麺類がまだ供されておらずにかわりにおかゆを頂いた。

大学生ふうの日本人3人組がホテルの朝食に戸惑っていたのをみた食堂のねーちゃんが俺に期待のまなざしを向けてきたので、ビュッフェである旨日本語で説明してやったりしながら7時にはホテルを出てタクシーを捕まえ26,000ドンでデタムまで。

 
今日はホーチミンシティー北70kmあたりにあるベトナム戦争の激戦地・クチの半日ツアー。デタムのTNK前についてみると、日本人の美人親子(母親50歳くらい、娘25歳くらいか?)がこれからメコンデルタ一泊ツアーに行くのだがいろいろ不安だ、と述べていたので「わたし昨日一昨日いってきたんですよー」などと話をする。ほかにも日本人ひとり旅の男などもおり、出発前にいろいろと世間話。バスに乗る前にミネラルウォータを5,000ドンで買う。

 
今日のガイドは……。だめだ、英語の訛りがひどすぎる。soldierが「トルジャー」になってるもんなぁ。「クチの入場料はたったの9,000ドルです。安いですねぇ~」などとドルとドンを言い換えるギャグも定番すぎてあまり冴えない。

サイゴン市街からクチまでは約70km.途中ゴムの木の農場などを抜け、2時間ほどで現地着。日本人はわたしだけだったので、適当にスペイン人カップルに声をかけ一緒に行動。

9,000ドンで入場券を買いクチ戦場跡へ。15分ほどの解説映画を見た後に南ベトナム解放戦線の手作り武器やトラップの見学。このあたりは事前知識が充分にあったし、実物を見るといっても「粗末な材料で工夫をこらして作りました」の再現なので見ごたえはあまりなし。もしかしたら私が日本人で、ニンジャ屋敷的なトラップは幼い頃から慣れっこになっているからだったかもしれない。


落とし穴トラップ


かの有名な待ち伏せの穴。ツアー参加者が試しに入ったので私がおちゃらけてふたの上に座り込んだらバカ受けであった。ガイドも「彼女は二度と地上に戻れませんでした……」などと情緒たっぷりに語ったりする。その後に入った白人のおっさん、お腹がつかえて危うく出れなくなるところだったのでウエストサイズを聞いてみて、「ああ、俺も出れなくなる」と入るのを諦めた(笑


擱坐したまま(のように設置された?)戦車


登ってみた


1970年に遅延地雷で破壊されたもの、となっていました。地雷はベトナム語でボンミー。


射撃コーナーもあったのだが、一発20,000ドンからと思ったら最低10発からでお金がたりなかった。ツアーの時間的にも試せなくて悔いがのこる。

空気が痙攣するほどのものすごい音。

 
アイスクリームを20,000ドンで買い食いし、ツアーのハイライトのトンネルへ。今回もぐったのはおそらく一番短い50mほどのもの。以前は数百メートルのコースもあったのだが、巨体白人がトンネル内で気絶してしまい大変なことになったので、短くなってるとか。


観光客向けに若干広く掘りなおしてあるものの恐ろしく狭い。トンネルを抜けた時には汗だくでシャツが変色しており、居合わせたみんなに大笑いされた(わたし、新陳代謝がちょっと変で、恐ろしく汗かくのです)。

そのあと、解放戦線兵士はこんな食生活だったのです、とタロイモの蒸したのを頂く(ツアーの食費を浮かせるためもあるだろう)。味は甘味のたりないサツマイモのようなもので、クラッシュナッツと塩の調味料をつけて食べる分には充分美味しかった。スペイン人に「イモはエスパーニャではなんというか」と聞いたら「バダダ」だそうだ。「ポテト」とあまり変わらないものだなぁ。飲み物として暖かい蓮茶も出る。

それにつられて周りのタイ人やフランス人もそれぞれの言葉で「イモ」をなんというか、というような話をはじめた。会話の潤滑剤になれて光栄である。


B52の爆撃跡が池になっていてその案内板。そういえばベトナム語では「水たまり」も「大きな湖」もすべて同じ「Hố」なのが納得いかない。

13時過ぎにバスに再集合してサイゴン市街へ戻る。結局飲み物やアイス代で65,000ドン使った。

帰りの車内のツアー満足度アンケートには Too short to shooting! (射撃をするには短すぎる)とだけ書いておいた。