2021年冬のハノイ・ハナム・ハイズオンその1
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妻が日本で技能実習生をしていたときの同僚が結婚するというので招待を受けた。場所は遠く離れたハイズオン省。ホーチミン市からはハノイまで空路2時間、そこから更にバスか汽車で2時間かかる場所である。COVID-19の流行でなかなか旅行に行けない上に、妻はいまだハノイに行ったことがないというので、喜んで参列することにした。
場所を聞いてみると、彼女の村はベトナム国鉄ロンビエン・ハイフォン線のカムジャン駅から8kmほど、日時は土曜の18時頃から、という。ベトナム国鉄のサイトを見てみると、ロンビエン駅14時半発、カムジャン駅16時半着のLP5という列車がちょうどある。しめしめ、ひさしぶりに汽車に乗れる。
せっかくなので金曜日も休みをとって、木曜日の夜のうちからハノイに行ってしまうことにした。3泊3日の旅である。ついでにハナム省のタムチュク寺も訪問してみることにした。ここは最近建設された湖畔の大寺院であり、ニンビン省のバイディン寺(ここは5年前に訪問したことがある)を抜いて敷地面積アジア最大の寺になったそうである。
今回も航空会社はベトジェットエア。だいたい3週間くらい前までに予約すれば、ホーチミン市からハノイまでは2人で往復1.5万円程度である。ホテルはホアンキエム湖のほとりの窓ありの部屋を ctripで予約した。
最近うちの近所は渋滞が本当にひどい。空港までは下手にタクシーに乗ってしまうと間に合わない可能性があるので、私+妻+スーツケース+カバン2つという状況ではあるが、バイクで行くことにした。タンソンニャット国際空港の駐輪場は3泊なら100千ドン程度である。タクシーの片道より少々安いくらいだ。
今回、空港からハノイ市街までの足は用意していなかった。ノイバイ空港にはミニバン(乗り合いタクシー)がたくさんいるのでその場で拾えばいい。実際、ひとり40千ドンで市街までのミニバンを捕まえることができた。私の予約したホテルまでは行ってくれなかったので、タクシーに乗り換える必要はあったが。
ホテルについたのは夜の23時頃。とりあえず荷物を受付に預けて近所で食事しようとしたが、入ってみたフォー屋は店のおばさんが鍋の前でこっくりこっくり船を漕いでいる。声をかけたら目を覚まして、「そこで座って待て」とは言ったものの、またすぐ船を漕ぎだしてしまい、今度は声をかけても返事なし。しかたなく別の店でブンボーフエを食べた。なんでハノイまで来てブンボーフエ……
ホテルの部屋はまるで屋根裏部屋であった。まぁホアンキエム湖のほとりで一泊340千ドン(1500円ほど)なら仕方がないか。
(続く)