ハノイからイエンバイ省ギアロー市社

※このときのレートは、1ドル=23千ドン程度です
※地図と旅程はこちらを参照。

 
ミーディンバスターミナルを出発したバス(寝台・座席指定なし)は国道32号線を行く。途中、見覚えのある三叉路だなと思ったら、以前にバイクで来たことのあるソンタイ古城の近くだった。

今回の旅行は写真が少ないので、数年前に行った時のソンタイ古城の写真を上げておく。

 
ソンタイ古城(2016年)
ソンタイ古城はハノイの西約40kmにある19世紀のヴォーバン式城塞である。フエと同様の Flag Tower(適切な日本語がない)が見どころである。ハノイ中心街からバイクで十分日帰りできる。

 
ソンタイ古城(2016年)
一度も手を加えられていない、建設当時のままの門もひとつ残っている。

 
 

バスは西に進み、ハノイ市とフート省の境目までやってきた。ここで、中国雲南に源を発し、ライチャウ省やディエンビエン省、ホアビン省を流れてくるダー川を渡る。ダー川はこの少し北でホン河と合流し、ベトナムの2大平野のひとつ、巨大なホン河平野の水源となっている。このあたりは川の氾濫を防ぐ堤防が非常に発達しているのが見て取れる。

バスはこのままホン河沿いのハノイ-ラオカイ高速(CT05)を進んで、イエンバイ省の省都であるイエンバイ市(t.p. Yên Bái)に向かう……と思いきや、南に大きく方向を変え、山の中の国道32号を進み始めた。地図をだけを見ればただの山道であるこのルートが、案外ハノイとライチャウやディエンビエンフーを結ぶ山間の大動脈になっていることがわかった。よく見ればホン河沿いの道は「国道32C」と「枝道」扱いの名前になっている。こういった事は、地図を見ているだけではわからない旅の楽しみである。いまから向かうギアロー(t.x. Nghĩa Lộ)はこの街道では最大の盆地のようだ。いろいろ調べてみると、中国普王朝の時代の文献にも名が残る街だという。


バスはこのあたりで一度食事休憩となった。ここでなんと、今朝出発したフンイエン市から、私の目的地のギアローの南にあるソンラ省フーイエンやバクイエンに直接向かうバスと一緒になった。ベトナムは旅客バスが非常に発達しており、日本で言えば「米子発松坂行」だとか「二本松発飯田行」みたいな、けったいな路線がたくさんあるのである。

 

なおこれが私の乗ってきたバス。ハノイのミーディンからギアローを経由して、その先にある小盆地「ムーカンチャイ」(Mù Cang Chải)まで向かう。

調べてみると、このムーカンチャイこそが棚田で有名な場所らしい。しかしギアローですらハノイから5時間弱。ムーカンチャイまで行くとなれば8時間は超える。ギアローで降りるべきか、あるいはムーカンチャイまで行くべきか、道中かなり悩む事になった。

 

大動脈といっても、所詮は山道。こんなもんである。

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