ハノイ市街~ハナム省バーサオ県・タムチュク寺まで

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※このときのレートは、1ドル=23千ドン程度です
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ホテルの部屋の窓からはホアンキエム湖が見えるが、このモヤは……。最近ハノイの大気汚染はひどいと聞いていたが、冬特有のモヤもあいまってかなり厳しい。ちなみにこのホアンキエム湖、地元では「hồ hoàn kiếm(湖還剣:ホーホアンキエム)」ではなく、「hồ gườm」(ホーグオム)と言う人が多い。剣は漢語でキエム、ベトナム固有語ではグオムなのである。

 

googlemapを見てみると、ホテルの近くに有名なフォー屋「Phở Thìn:フォーティン」があるようだ。さっそく入って見るが、あまり美味しくなかった。あとでネットでボヤいていたら、同意見の人が何人かいた。不味いというほどではないのだが、なんだかダシ感が弱いというか、コクがないというか。一杯55千ドン+妻と2人分の油条で10千ドン。

 

ホアンキエム湖の亀塔(tháp rùa)も霞んで見える。

 

ハノイは4度目だが、ホアンキエム湖の中の小島にあるこの玉山堂に入るのは初めてであった。入場料は1人30千ドン。最初にハノイに来たときはこの30千ドンすらケチっていたのである。

 

なかなか美しい盆栽である。

 

湖周辺を散策したあと、旧市街にちょっと入ってみるが、対して面白いものもなくカフェだけいただく。2年前くらいから流行っているエッグコーヒー、ここのは甘くて美味しかった。


今日の午後はハナム省にある Chùa Tam Chức (タムチュク寺)に行ってみることにした。ハナム省はハノイ市の南に位置し、有名な観光地のあるニンビンとハノイの間に挟まれた小さな省である。

まずはホアンキエム湖の近くでタクシーを拾ってザップバットバスターミナルへ。途中運転手に、「ザップバットとヌクガムバスターミナルだとどちらがハナム行きバスが多いか」と聞いてみると、やはりザップバットの方だとのことだった。運賃は108千ドン。510千ドンを用意して「細かい釣りはいらないよ」と言おうとしたが、勢い余って「釣りはいらないよ」と行ってしまい、妻にも運転手にも笑われる。


 

ザップバットバスターミナルからミニバスに乗って高速道路を一時間半ほど。降ろされたのは高速道路と国道21B号線が交わる大きな交差点。道案内の看板には「左:ナムディン省、直進:ニンビン省、右:フーリー市(ハナム省の省都)」とあった(クリックで拡大)。道端のカフェで話を聞くと、すぐ先に省のバスターミナルがあるという。

 

バスターミナルで訪ねてみると、ここから02番のバスに乗ればタムチュク寺の前を通るそうだ。バスターミナルにはバイクのレンタル屋もあり、一瞬迷うがやはりバスで行くことにした。しかしこれがちょっと失敗だった……。

(続く)