Debian Wheezyおぼえがき(XでRadeonを使う)
WindowsXPの寿命もあと1ヶ月と10日足らずとなった昨今、みなさまお元気でしょうか?
うちでもノートPCを買い換えようか、などと思っていたけれども結局は若干の投資だけしてノートはWindowsXPから Debian GNU/Linuxに、デスクトップは WindowsXPと PlamoLinuxから Windows8.1と Debian GNU/Linuxに置き換えました。
ノートの画面はこんな感じ。IBM ThinkpadX60sにメモリだけ足して(いままで2GBだったのを3GBに)、HDDを交換して合計約1万円の投資です。
(いままで使っていたPlamoLinuxは開発もほとんど停止しかかってるし、いつまでも 文字コードがeuc-jpのままだし、Raspberry-Piで debianを触って悪くないな、と思うようになったので……)
デスクトップはビデオカード(ATi Radeon6450)とHDDの追加(こちらも約1万円)だけして1.1万円で買ったWindows8.1と Debian GNU/Linuxのデュアルブートに。ノートの環境構築時のメモはとっていないのだけれど、デスクトップのほうのメモをしていこうと思います(やっと本題)
Radeon6450をWheezyでつかう
重要:こちらのドライバをDebian8.1(Jessie)にインストールすると不具合があるようです(2015年7月13日追記)
デフォルトのインストールだと vesaドライバになってしまい、Xでの解像度などがめちゃくちゃですのでドライバを導入しましょう。
まず /etc/apt/sources-listを編集します
root@nanas:~# vi /etc/apt/sources.list
すべての行に contrib non-freeを追加して(これはradeonとは関係ないけど)、最後に1行、backportsの設定を追記します。
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ wheezy main contrib non-free deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ wheezy main contrib non-free deb http://security.debian.org/ wheezy/updates main contrib non-free deb-src http://security.debian.org/ wheezy/updates main contrib non-free # wheezy-updates, previously known as 'volatile' deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ wheezy-updates main contrib deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ wheezy-updates main contrib non-free deb http://www.backports.org/debian wheezy-backports main contrib non-free
ソースをアップデートします
root@nanas:~# apt-get update
fglrx-driverをインストールします
root@nanas:~# apt-get install -y fglrx-driver
インストール途中のメッセージどおり設定コマンドを打ちます。
root@nanas:~# aticonfig –initial
設定は一瞬で終わって、/etc/X11/xorg.confが作成されます。あとは再起動すれば fglrxドライバで Xが動作し、解像度等も問題なくなると思います。それでも不満があれば xorg.confを書き換えましょう。
【追記】
コントロールパネルもあるようです。fglrx-controlをインストールすればアプリケーションメニューから操作できるようになります。
root@nanas:~# apt-get install -y fglrx-control
これで色の管理もできますね。