ソクチャン省ガーナム4日目・朝の水上市場
※この記事は旅行から帰った後に書いています。当日のレートはおおよそ4020リエル=1米ドル=22.3千ドン=108円でした。
※地図とこの旅行のインデックスはこちらを参照。
水上市場めぐりの約束もあり、今日は早く起きる。朝食はフーティウ・ミー(米麺と小麦麺の合い乗せ)を初めて食べてみる。
船着き場前の雑貨屋ではヘッデン(ヘッドライト)をやたらと大量に売っていた。漁に使うのだろうか?
渡し船の目立つ中心部から少し離れると、運河全体が水上市場になっていた。
ベトナムで観光化されている水上市場といえば、まずはカントー市中心部に近いカイラン(Cái Răng)、そこからカントー川を遡ったフォンディエン(Phong Điền)、ホーチミン市から日帰りで見に行けるカイベー(Cái Bè)が有名だろう。だがここは観光客が来るような場所でもないので、伝統的な生の水上市場が見られる。この街はそもそもが運河を中心に成立しているので、交通も商取引も水上がごくごくふつうの形式なのだろう。
メコンデルタではこのような大型の重機が小舟で運ばれていて驚かされる。こういったショベルカーが小舟に乗ったまま運河の浚渫をしていることもある。
飲み物を商う船からコーヒーを1杯いただく。こういうのは観光用かと思っていたのだが、ローカルの水上市場にも普通にあるのだった。
また、船頭のおばちゃんがスイカを1個買うと、運河の水でバサッとすすいだだけの包丁でサクサクとカットして勧めてくれた。えーと、衛生的にかなり不安なんですが……。ええい、ままよと食べてしまいました。
なかなか大きな船が通ることもある。交通安全にも気を配らないといけない。船べりに挟まれたら指なんかすぐ千切られてしまうだろう。
エンジン付きも、手漕ぎ船も。生活雑貨も、生鮮食品も。
おばちゃんにはコーヒー代、スイカ代をふくめ、早朝ということもあり100千ドン(昨日の倍)払っておいた。
そのまま午前は市場を見て回る。この魚は cá kèo (カーケオ)という。ハゼの一種だろう。この地域ではこれをそのまま串刺しにして炭火で焼いて食べる。脂が乗っていて美味しい。
デザートに bánh bò(バインボー)。かるかんまんじゅうとマーラーカオのあいの子のような、多孔質のデザートである。米粉とタピオカ粉を蒸したものらしい。練乳を溶いたココナツミルクをかけて食べる。
夜はまた、橋のたもとの水上生活者の多いエリアでビール。例の cá kèo の串焼きは1本5千ドン。