ティンビエン国境からプノムデン・キリヴォン経由タケオゆき(ベトナム→カンボジア)

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※この記事は旅行から帰った後に書いています。当日のレートはおおよそ4020リエル=1米ドル=22.3千ドン=108円でした。
※地図とこの旅行のインデックスはこちらを参照。
 

移動日なので早めに起床。7時には荷物もまとめ終わり、ホテルの無料朝食をいただく。といっても bánh mì ốp la(卵のバインミー)とコーヒーだけだが。朝食時にちょっと会話した南アからきている女子2名は船でプノンペンへ向かうとのこと。
 

前述したとおり今回のベトナム滞在は、1.事前に1ヶ月ビザを準備、 2.しかしビザ免除で入国、3.一時出国後に事前準備のビザで再度入国、というパターンなので、今日の出国時に「まだ使っていないビザ」に使用済みスタンプを押されることだけは避けなければならない。入管宛にベトナム語で書いた手紙を宿の女性に一応チェックしてもらい、「ちゃんとこれでわかりますよ」とのお墨付きをいただく。チェックアウトしてまずは歯科へ。昨日取れたばかりの詰物をかぶせ直すだけなのですぐ終了。費用は100千ドン。
 

さて、国境へと移動。12番バスを捕まえて、ティンビエンまで10千ドン。途中、サム山周辺はすごい人だかりになっていたが、調べてみると今日はベトナムの伝説上の建国王・フン王の命日で三連休であったのだった。
 


 


ティンビエンのバスターミナルから国境までのバイクタクシーは20千ドン。
 


周辺はいまだ開発中のようで土木工事の跡が広がっている。
 


 

今回、カンボジアのビザは事前準備なしなのでここで取得。書類をいろいろ書いて提出し32USドル。ビザ事務所にはタイ語を話すムスリムの団体客もいたのが印象的であった。と、隣を見ると同じ日本のパスポートを持った男がいる。話してみると日本企業のサイゴン駐在員で、日本への帰国前にカンボジアのナントカ島というリゾートにもう一度行きたい、とこの国境にやってきたそうだ。「入国できなかったらハティエンのほうに行こうかとも思ったんですが」とのこと。彼はチャウドックからタクシーで来たそうだ。
 

入国を済ませるとタクシー、バイクタクシーの客引きがすごい。日本人氏はさっさとカンポットまで行ってくれるタクシーを見つけたようである(お金持ちだ)。ガイドブック「Lonely Planet」によれば、ここからキリヴォンまでバイクタクシーで2ドル、そこからタケオまではタクシーで20ドルと言う話である。私は結局、「ピードラー(2ドル)」だというバイクタクシーに乗せてもらいキリヴォンの街まで出たのだが……。
 


キリヴォンにつくとバイクタクシーは「2ドル(ピードラー)とは言っていない! 2万リエル(ピームーンリエル)だ」と態度を豹変。周りを巻き込んで大騒ぎを始めたのでしかたなく5ドルも払うことになってしまった。
 


ここでカンボジアのSIMを5000リエルで買ってトップアップ3000リエル。飯はカピカピのご飯にカチカチの干し肉で5000リエル。うーん、おいしくない。
 

ここからタケオ(実際の現地発音はドンケウのような感じ)までは、シェアタクシーでいくことになった。ガイドブックによればプライベートタクシーで20ドルという話だったが、なんとセダンに6人詰め込んでのシェアタクシーに10ドル取られてしまった。まぁ6人のうち3人は運転手とその友達、のこり3人(私、ウクライナ人夫婦)が外国人だったので、「外国人が全部払え」ということになったのだろう。
 


タケオでは安宿の集まっているところで降ろされた。指をさされたミッターフェップというゲストハウスはエアコンつきで12ドル。他も何件か見てみたが、ここが一番マシそうだったので投宿。
 


 


夜にすこし街を歩いてみる。
 


この星の飾りは、ベトナムの中秋節のものに似ているが、カンボジア正月の飾りのようだった。そう、実はカンボジア正月の元旦は3日前の13日。政府の公式決定では昨日までが休暇、実際は今週いっぱいが正月休みのようだった。
 



夜桜ならぬ夜ブーゲンビリアを眺めつつ、にぎやかな方に足を進めるとお祭りの準備が行われていた。
 



屋台がたくさん出ている。
 


こどもには移動遊園地も。
 



結局、ノムパンパッテエ(ベトナムで言うバインミー)の大きいの1本5000リエル、串焼き2種5本6000リエル、ビール2本5000リエルをいただく。
 





年越しライブ歌謡ショー、のようなもので大変に賑わっていました。
 

しかし暑い! 天気予報では最低気温でも30度を下回らず、最高気温は40度超えとか……。