アンコールボレイとプノン・ダ寺院参観

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※この記事は旅行から帰った後に書いています。当日のレートはおおよそ4020リエル=1米ドル=22.3千ドン=108円でした。
※地図とこの旅行のインデックスはこちらを参照。
 

なお、この旅行をもとにWikipedia日本語版に記事を書いています → アンコールボレイとプノン・ダ寺院。ご参考までに。
 
 

非常に暑い。ホテルのエアコンを最高に効かせても、深夜0時の室温は31℃。余り眠れなかったが6時半には起きてシャワーを浴びる。なかなか英語の通じない宿のオバサンに12ドル支払い(毎日都度払いのようである)、バイクタクシーに1000リエル支払い市場に出かける。
 


朝食は米の飯と鶏肉。8000リエル。
 


たいくつ少女。
 


カンボジアでは昆虫食もメジャーである。これはコオロギのレモングラス炒め。
 



朝の市場はなかなかに活気がある。
 


そう外国人観光客の来る場所でもないだろうが、世界各国の通貨を並べた両替商がいた。
 


あひるの過剰積載
 


うーん、黒だかりのハエ……。
 


食事のあとはアイスミルクコーヒーにデザートのパイナップルをいただく。
 


この市場の向かいに「シバウラ」と書かれたビルがある。気になる。
 


 



一旦宿にもどり休憩してから、アンコールボレイゆきのボートが出るという船着き場に向かってみる。道中でパパイヤのシントー(スムージー)を買食い。
 


ベトナムのアンザン省の船籍ナンバーをつけた船が座礁していた。乾季で水が少なくベトナムに帰れないのだろうか?
 


ガイドブックによれば、ここからボートをチャーターしてアンコールボレイまで往復35ドルだそうである。だれかシェアしてくれないかなあとしばらく待っていたが、ガイドをひきつれた白人2人組が来ただけで、シェアできそうな相手は見つからない。しかたなしに船頭に声をかけ、アンコールボレイまで出してもらうことにした。
 




灼熱の荒野を船は進む。長袖を着てきてよかった。もちろん帽子もかぶっている。
 


アヒルの群れに行く手を阻まれる
 


タケオ(Doun Kaev)からアンコールボレイまではほぼ一直線の運河である。


アンコールボレイに近づくと運河は若干曲がりくねり、周囲にも緑が見られてくる。片道1時間ほどであった。
 


人類よ、ついてきなさい、といわんばかりのあひるに導かれ、まずはアンコールボレイ博物館を参観(1USD)。非常に小規模で、出土品が適当に並べてあるだけのミニ博物館であったので中身は省略。
 



そこからバイクタクシーに乗り換え、プノン・ダ寺院およびアシュラム・マハー・ルセイ僧院のあるエリアに移動。チケットは2USドル。
 


ジュース売りの少女から補給を得る。
 



まずはプノン・ダ寺院。地元の若者グループも見に来ていた。
 


寺院は少々小高い丘の上に立っており、一面の平野であるこの一帯としては眺めがいい。
 


完全には修復されていないようで、天井はまだ開いていた。
 


こちらがアシュラム・マハー・ルセイ僧院。石造りである。
 


汗だくになってしまったので飲み物を買い求めるが、氷は巨大な塊から斧で切り出していた。
 


バイクタクシーのおっさんに「食え」と差し出されたが渋くて食えなかった。おそらくタマリンドの未成熟果実であろう。
 



船着き場まで戻り、帰路につく。うーん、アンコールボレイ市街もちょっと見てみたかったなあ。
 


帰路の途中、乾季のせいか水位の低い部分があり、船頭さんが押して船を進めてくれた。4月という乾季の真っ盛りではなく、12月~1月といった乾季の始めに来たほうがよさそう。
 



古代の人々がスワルナーブミ(黄金の野)と呼んだであろうのも頷ける。夕暮れの運河。
 


 

夕食はひさしぶりにチャーハン。クメール語では បាយឆា(バイーチャー)。ホッヴィロン2個、ビール2本をつけて15000リエル。帰りに物足りなさを感じてフライドチキン1個2000リエル。