カインホア省・フーイエン省境目の山遊び海遊び

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※この記事は旅行から帰った後に書いています。当日のレートはおおよそ1米ドル=22.3千ドン=108円でした。
※地図とこの旅行のインデックスはこちらを参照。
 


今回起点としたダイランの正式な行政区画名は、「xã Đại Lãnh, huyền Vạn Ninh, tỉnh Khánh Hoa(カインホア省ヴァンニン県ダイラン社)」という社(日本でいう「村」)である。位置的にはニャチャンとトゥイホアの中間地点より若干北寄りで、カインホア省の最北端にあたる。
 

ここに目をつけたのは googlemap の衛星写真モードからであった。ダイランから南に伸びる hòn Ngang(名前に hònと付いているが、島ではなく半島である)を中心に、きれいなビーチを予感させる「白と青」が目立ったのである。またそれだけではない。前述の奇岩のあるカー峠周辺にはカルスト台地が広がっており、ニンビンのような景色も楽しめたのである。
 


 

今回訪問したビーチは3箇所。トゥイホア南端の bãi Gốc, bãi Môn, ダイランの南の半島にある名もないビーチである。この半島の東端にはもっときれいそうなビーチがあり、そのあたりがベトナム本土最東端になっているのだったが、旅行の時点では最東端についての情報がなく、行くのを諦めてしまった。大変残念である。
 

また実は宿泊したダイランにも有料の海岸があったのだが、有料なのが気に食わないのと、せっかくバイクを借りれたので、というのもあって行かなかった。
 


 

到着翌日の5月8日は日曜なので教会にいったり、宿周辺の漁村を街歩きしただけで過ごしてしまったが、翌日9日から本格的にバイクでの散策を始めた。
 


まずはカー峠に向かう。どこから見ても不思議な岩である。
 


数日前にバスで超えたカー峠をもう一度越える。とうもあの奇岩の山は núi Đá Bia(意訳すると「標石山」?)という名で、周辺は「国家景観史跡・標石山」とされているようだ。
 


水も豊かな土地である。
 


「Thung Lũng生態園」なる観光スポットがあった。金を払って入ってみたが、池にけったいな洋風彫刻を誂えた珍スポットであった。
 


(花に罪はない)
 


田んぼに山。絶景である。
 


先日鉄道で通った線路を渡る。
 


このあたりはカルスト地形の谷間になっており、非常に水が豊かなところだった。
 


アジアスイギュウは大人しい性格の動物で、変に刺激しない限り危険はありません。
 


こういった場所ではアヒルもよく見かける。
 


蓮の花もあった。
 


小舟で午後の水景をゆく人。
 


先程の水景周辺は hồ Hảo Sơn(好山湖?)と呼ばれているようで、 Hảo Sơn 駅というのもあった。
 


午前の授業が終わっての帰宅かな?
 


 


一度フーイエン省に抜けてから海沿いの国道29号線で戻ってくると……。ありました! 美しいビーチ!! 上記 google map にある「bãi Gốc」です。


簡易的な海の家らしきものがあったので、ペプシを1本買ってバイク・荷物等を預かってもらい、早速泳ぎに。貴重品などはバイクのシート下にいれてロックしておけばよい。基本的にベトナム人は午後の暑い時間はあまりビーチ遊びはしないので(日焼けが嫌いなので、みんな夕方になってからやってくる)、ほぼ貸切状態なのも最高である。
 



さらにもう少し南にいくと、地図に bãi Mônとある小さな入江のビーチが。ここはものすごい遠浅になっていて、シャワー設備のある海の家から500mは歩かないと波打ち際に出られなかった。ここもほぼ貸切状態である。ここはしっかりとした管理会社があるようで、入場料は1人10千ドン(+駐輪代1台5千ドン)。
 


 



たっぷり泳いだあと、ダイランに戻る途中にまた小川を利用した自然観光スポットがあった。
 


なぜかここにはヤギがたくさんいた。
 


夜は海鮮チャーハン……おいしくなかった。
 


これは今回始めて見かけた、ウズラの卵をつかったホッビロン。つまりはホックッロンである。味が濃く、アヒルのものよりずっと美味しかった。