2025年テト休暇
あけましておめでとうございます。
今年も旧正月(テト)がやってきました。今年の元旦(旧暦1月1日)は陽暦の1月29日、政府指定のテト休暇は1月25日~2月2日の9連休となりました。今年の干支は乙巳(おっち、きのとみ)、ベトナム語ではẤt Tỵ(あってぃー)となります。昨年は辰年で(おそらく中華圏全体で)ベビーラッシュでしたが、今年はどんな年になるでしょうか?
今年の私のテトはカレンダー通り。妻と娘(とシッターの義姉)は連休初日の25日に長距離バスで帰省、正月の荷物などは26日に白タクをやっている義兄がタンソンニャット国際空港に客を送りにきたついでにピックアップ、私自身はひさびさの独り身生活を3日ほど楽しんでから、大晦日の午前中にバイクで妻の実家に帰省しました。
休暇前半は都心の大規模書店にカレンダーを買いに行ったついでに、ホーチミン市青年文化会館の恒例の「テト花市」をちょっと眺めたのみで、他はほぼほぼ寝正月でした。
さて、今回の帰省ですが、ストレートにいつものルートではつまらないので、架橋により近々廃止が決定している「カットライの渡し場」のフェリーに乗って、まだ行ったことのないドンナイ省ニョンチャック県を経由することにしました。ルートは以下のような感じで、普段のルートの3割増し、距離にして90km程度、予想時間は2時間強です。
カットライの渡し場までは、ホーチミン市内といってもほとんど行ったことのない旧2区南部(現トゥードゥク市)経由でしたが、ほとんど迷わずにたどり着くことが出来ました。
渡し船は毎日何十本も往復しているようで、ほぼ待たずに乗船できました。バイクは運賃4000ドン。
カットライを過ぎると、今回始めて足を踏み入れるニョンチャック県です。ここは大規模な工業団地があるので外国人にも名前だけは知られていますが、工業団地を除けばかなりの田舎。
またニョンチャック県に入ってすぐのところにかなり大きく迂回しないといけないルートがあります。これは GoogleMapで見ているとなぜ迂回しないといけないのかわかりませんが、OpenStreetMapを使えば「ベトナム人民海軍第2軍港」であるからだとわかります。GoogleMapはかなり当該国政府に「忖度」しているので、GoogleMapに頼り切りにならないようにしたほうがいいですね。
ニョンチャック県の主要部は、第1~第4までの工業団地の中をつっきる一直線の道路が続きます。
工業団地地帯をすぎると国道51号線(ビエンホア~ブンタウ線)に出ます。ここを少しだけ走ってからすぐ右折して省道769号線(ĐT.769)に入ります。ここは建設中のロンタイン国際空港(2025年開港とか。本当かよ)に続くゴム林の中の道で、適度にワインディングし、適度にスピードが出せ、なかなかいい道でした。ĐT.769の後半部分から左折して、丘陵地を抜ける道路を通ると国道1A号線に出ることが出来、そこから妻の実家のあるドンホア村(Xã Đông Hòa:東和社)まではほんの数百メートルです。
妻の実家には3拍4日の滞在。大晦日の夜にお中元を配りに周り、元旦は集まってくる親戚来客との交流と宴会、2日目は墓参りと大叔父の家訪問、3日目は寝正月といつものパターンでした。