Du lịch Việt Nam 2012/Aug/18 Part2 タクシーでデタムへ。ツアーとカフェと謎の若者!
この記事の前提条件は1日目パート1を参照ください。
※この旅行記は帰国後に書いたものです。ブログの投稿日時を旅行当日に合せています。
3日目(8月18日)その2 タクシーでデタムへ。
これがコープマートです
チェー屋を出たとき「おまえまだ払ってない」みたいに言ってきた店員がいたが、すぐに別の店員が「いや、こいつはあの女の子たちの連れだった」みたいに説明していた。安心して Vinasanタクシーをつかまえ、デタムまで移動。メーターは23.3だったので、40,000ドン出しておつりは17,000ドン(端数700ドン切捨て)。
デタムでは昨日も訪れた TNK Japanでツアーの予約(その前に 3G SIMの説明を解読してもらおうとしたが、断られた)。は翌日午前のクチトンネル半日ツアー(日本語ガイド)、夜のサイゴン川ディナークルーズ(これは乗船とコース料理の予約票のみ)を予約。クレジットカード払いで627,800ドン。大金だ……と思うが、日本円では2434円。せっかく日本人が集まっているのだからと、ひとり旅の日本人でもつかまえようとしばらく近くでだらだらしていたのだがつかまらず、チャンフンダオ通りをベンタイン市場方面に移動。
グエンタイホック通りをすこし北上し、昨日値段が高くて入れなかったカフェのちょっと北側で、屋台カフェをみつけて Cà phê sữa đá(アイスミルクコーヒー)を注文。12,000ドン。おお、ついに本格的なベトナムコーヒー! 味濃いし甘い!
Cà phê sữa đá
コーヒーももちろん目的だったが、ここに椅子を出してもらうのにはもうひとつ目的があった。この向かいに目的のメシ屋「Bảo」があるのだ(笑)。偵察しながらゆっくりとコーヒーを飲んでいると。半そで半ズボンという異様な風体の若い日本人(TNKの地図をもっていたので分かった)が、首をかしげながら前をうろうろ。「日本人ですか?」と声をかけ、店のおばちゃんに彼にも椅子を用意してもらい、座らせる。
聞いてみると、20歳。通称「オーマイパスタ」。将来のこととか、学歴コンプレックスとかいろいろあって、大学を休学し、30万円での世界一周旅行中だとか。「空港まで3時間も歩けばつきますかね」とか無茶なことを言う。10kmないのだから、それは歩けば付くだろうが、途中で塩分とか水とかどうするつもりなんだ、街なかじゃなくて郊外なんだぞ……。聞いてみれば、鉄道でサイゴンについて今日のうちにタンソンニャット空港からインドネシアに飛ぶとのこと。
まぁ落ち着けよ、一杯おごるから、とおばちゃんに「彼にも同じのを」と注文。さっき地元の子におごってもらった分、誰かに恩返しできればいいかなと思ったのだ。
異様な風体は服の入ったバッグをなくしたので水着だとのこと(おいおい……)。しかも所持金を聞いてみればたったの3,000ドン。しかも半分はコインという体たらく。将来カフェを開きたいというので、このコーヒーおごりは正解だったようだ。
私の長い会社員生活と、転職歴を披露し、「実際社会に出たら、よほど一流企業でもないかぎり学歴なんか関係ない」「いままで俺に、君ィ大学はドコだね? とか聞いてきた奴は2人しかいなかったし、2人とも仕事のできない奴だった」などなど、本当に「会社」というものを知らない彼をいろいろと諭す。実転職6回、会社倒産級のリストラに4回立ち会っている私からすれば、まだ大学生なのに何でそんなことで思いつめるのか、という話ばかりに感じるが、彼にとっては切実なのだろう。
コーヒーを飲み終わると、「あのう、一生のお願いが」と予想通りの台詞が。「必ず返すので空港までのバス代を……」と。朝買った塩タブレットを1錠と、バス代8,000ドンを貸す。「いつかどこかで必ず返す」とはいっているが、まぁぶっちゃけどうでもいい(笑)。バス代は実は4,000ドン、大荷物があれば倍請求されることもあるとのことなので 8,000出したのだ。
お礼に「もう使える場所がないので」と50バーツ札を1枚もらう。
あとで計算してみれば、50バーツは約 33,000ベトナムドン(笑)。おごり総額より高い(笑)。
でもまぁ、使えないものに意味はないからな。