Du lịch Việt Nam 2012/Aug/23 Part2 最後の屋台飯

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この記事の前提条件は1日目パート1を参照ください。
※この旅行記は帰国後に書いたものです。ブログの投稿日時を旅行当日に合せています。


7日目(8月23日)その2 最後の屋台飯

 
一緒に食事に向かうことになったカップルの女性は、私が10年も前に勤めていた某出版社で仕事を請け負っており、私の当時の同僚編集者とも懇意だという。奇遇である。男性のほうはカメラマンだそうだ。

 
おなじく一緒になったおば様は三週間かけてベトナム南部をまわっており、若い頃から勤め先にはひた隠しにして世界中を周っているとの話。マレーのスルタンと知り合いだとか、私の旅の心得はどうだ、とかなにやら怪しく自分語りをする。

つい私も昨年パワハラと過労で死にかけたことなど身の上を話す。

 
おば様が行きたいという飯の屋台はグエンチュンチュック通りにあるという。おば様のほうが詳しい地図を持っていたが、街路表示の見かたや地元の人への道の聞き方は私のほうがなれているようだったのでささと先導。

目当ての屋台はソーイ(蒸したもち米)に煮たり炒めたりした肉類を載せスチロールパックにつめて売っているようで、バイクに乗った地元民がひっきりなしにテイクアウトしていく。おば様は堂々と鍋から指でつまんで味見をする。
私もさっそく指差しで具をいくつか頼んだが、陶器の皿に盛られて30,000ドンだという。それでは不便に感じたし、それが原因で高くなっている気もしたので地元民とおなじようにスチロールパックにつめてもらう。同行の3人も同じようにつめてもらうと、近くのカフェを案内され、そこで飲み物を頼んで食事をするスタイルのようだった。

 

しかしやはり30,000ドンとられた。イラストレータ嬢が耳ざとく見聞きした限りでは地元客は15,000ドンしか払ってないようで、やはりこれは「ガイジン価格」か……。
※後知恵ではあるが、この後に2度目の訪越の際にカントーで同じようなものを買ったときは10,000ドンであった

 

唐辛子を刻んだものをつけながら食べる。恐ろしく辛い。

 
飲み物は氷入りアイスコーヒー(カフェダー)を頼んで、合計40,000ドンのはず、が、4人合わせた合計額より10,000ドン多く請求される! いやいや、おしぼり代だとしてもひとり2,000ドンが相場だろ(しかもおしぼり使ってないし)、となりモメる(笑) おば様が1,000ドン出し、夕方には出国するわたしが5,000ドン出し「合計6,000で納得しろよ!」となったところでイラストレータ嬢が更に2,000ドン出そうとしたのを私が押しとどめて追加で2,000ドン出したらおば様が「返しなさい!」と言いはじめ……、という混乱の最中、わたしは16時には空港についていないといけなかったのでさっと立ち去る(笑)

 
そのままレロイ通りに出て、出国前のお土産を買いにベンタイン市場まで。手持ちのお金をいろいろ勘案し、また追加で500,000ドンをATMでおろす。手数料が200円と2,500ドンかかるので非常に不利なのだがしかたがない。基本的にドンはドルや円に再両替できないのだ。

 
飲み物がなかったのでベンタイン市場でミネラルウォータを10,000ドンで買い、言い値100,000ドンの帽子を50,000ドンで2つ、言い値100,000ドンのTシャツを70,000ドンで1枚、言い値180,000ドンの粉つきコーヒー淹れを160,000ドンで、質のよさそうなステンレスのコーヒー淹れを言い値の25,000ドンで2個購入。また、帰りまでのおやつとしてランブータンを購入。1kgあたり35,000ドンだというので、「20,000ドン札1枚なら600gくらいではないか」と話をつけ、20,000ドン分だけ購入。

 

ここらで市場内のカフェで休憩。ぶらぶらしている男たちがみんな飲んでいる真っ赤な飲み物が飲みたかったので、カタコトのベトナム語で「氷入りでグラスに」と注文。飲料の名前はStingで15,000ドン。どうも栄養ドリンク的なもののようだった。

 

市場を離れ、タクシーをつかまえるのに便利な道に出るが、まだ思ったより時間があった。観光客相手のマッサージ屋の前で屋台の老婆から10,000ドンのペプシをまた「グラスと氷つき」で買い、暇そうにしているガードマンの男とカタコト英語で話しながら時間を潰す。

 

「ベトナムすごい気に入ったよ。いま俺仕事してなくてさ、ここで働きたいなあ」
「ああ、日本人も結構いるけど……(屋台の婆さんに向かって)○○××△△」

屋台の婆さんは顔をしかめてダメダメ、というように首を振る。

 
やがて15時半を過ぎ、そろそろ空港へ向かう時間になった。ガードマン氏に空港へ向かうことを伝えると、タクシーをつかまえてやると言う。「じゃあビナサンで」と頼み、「国際線の出発フロアでいいんだよな?」などと確認の後、タクシーはタンソンニャット空港へ。