ベトナムにはどんなバイクが走っているのか?(その①)
バイク大国といわれるベトナムですが、さてどんなバイクが主に街を走っているのでしょうか?
メーカー統計
「ベトナムのバイク市場」「占有率」のようなキーワード(ベトナム語)で検索すると、よく見かけるのが以下の画像です。
これによるとホンダが76%、ヤマハが24%……となっていますが、ここには罠があります。このグラフの調査対象は、VAAM(ヴェトナムバイク製造連盟)に加盟しているメーカーだけなのです。いまや電動バイクの一大メーカーであるベトナムの Vinfast、めきめきと存在感を増している中国の Yadea、台湾のKimco ……などのメーカーが入っていません。しかも2020年のデータだし。
というわけで、論より証拠。わたしが毎月通っているホーチミン市の近代的大病院・タムアン病院の駐輪場にて、数回にわけて計240台のバイクを数えてみました。
結果は……
| Honda (日本) |
Yamaha (日本) |
Piaggio (イタリア) |
VinFast (ベトナム) |
SYM (台湾) |
|---|---|---|---|---|
| 182(75.8%) | 31(12.9%) | 13(5.4%) | 5(2.0%) | 4(4.7%) |
| Espero (ベトナム) |
Suzuki (日本) |
Yadea (中国) |
Kimco (台湾) |
|---|---|---|---|
| 2(0.8%) | 1(0.4%) | 1(0.4%) | 1(0.4%) |
……ということになりました。母集団も少ないですし、調査場所もホーチミン市の一つの病院の駐車場だけですので、偏りはあると思いますが、一応のデータはでました。やはりホンダが圧勝ですね。最初に提示したデータとあまり変わらない76%程度。それに対しヤマハは13%程度。この2社はかなり実感に近いです。ピアッジョ(ベスパ)の5%もまぁ納得できます。ただしベスパは大都会でしか売れていないと言っても過言ではないので(ハノイでもあまり見ない気が)、あくまでもホーチミン市ではの話になります。ヴィンファストの2%もほぼ実感通り。厳密に言うとヴィンファストのメインは自社運営のバイクタクシー会社であって、当然病院の駐輪場には駐輪されていないですから、街で見かける数としては全く違ってきますが、今回は「自家用車」ということで。
2段めに書いた弱小メーカーに関しては、どこもどんぐりの背比べなのであまり意味はないです。「こんなメーカもありますよ」という程度。今回発見できなかったメーカもいくつかあるので挙げてみると……
| Kawasaki (日本) |
Daelim (韓国) |
Royal Enfield (インド) |
Peugeot (フランス) |
|---|
あたりでしょうか。
外見的・法律的な種類分け
ベトナムではバイクはまず大きく2つに分けられます。
- xe moto (モトバイク)……スポーツ車。大容量エンジンバイク。一般的に150cc以上を指す。
- xe gần máy(機械付き車両)……生活車。
さらに法的には以下に分けられます(この分類ちょっと自信なし)
- 無免許で乗れる50cc未満
- A1免許で乗れる125cc未満
- A免許で乗れる175cc未満
- A2免許で乗れる175cc以上

ちなみにわたしの持っているのは「A1免許」。すべてベトナム語で受験して、筆記も実技も満点でした(えっへん)。
機能的な種類分け
よくベトナムのバイクを全部「カブ」と呼んでしまう乱暴な人がいますが(なんと以前、ホンダの広報もそう言っていた!)、ギア操作では以下に分類されます。
- オートマチック車……フットペダルなし、右手はスロットルと前ブレーキ、左手は後ろブレーキ。ベトナム語では xe tay ga (直訳すると「手スロットル車」?「手ガス車」? )
- ロータリーギア車……左足はギアチェンジ、右足は後ろブレーキ、右手はスロットルと前ブレーキ、左手はなし。ベトナム語では xe số (数字車)
- クラッチ付き車……これは上で説明した「モトバイク」のみ。左足はギアチェンジ、右足は後ろブレーキ、右手はスロットルと前ブレーキ、左手はクラッチレバー
さて実際の車両は?
本項目はいまのところ未作成。今後メーカー別に代表的な車両を紹介していこうと思います。
予定稿
- ホンダ(オートマ)
- ホンダ(ギア)
- ヤマハ
- SYM
- VinFastとPiaggio
- マイナーメーカー(Kawasaki, Suzuki, Daelim, Kimco, Espero, Peugeot)





















