彼はそこそこ英語ができ、海外の情報もわかっているようだ。私が日本経済に関する愚痴を「20 năm nay, Kinh tế Nhật Bản xầu làm(この20年、日本経済は非常に悪い)」などと言うと、「そうそう、3年くらい前は1000エンは27万ドンくらいだったよね、今は18万ドンくらいじゃない」と返してくる。日本円だけで、また日本の報道しか聞かずに暮らしていると、ここ数年の円が「暴落」しているという感覚はなくなりがちだが、海外からは普通にそう見られている。
歴史博物館はいままでなぜか訪問することができなかったが、今回は出発前にWikipediaで「オケオ」の記事を作成したこともあって、是非訪問したかった。入場料は1万5千ドン。館内の特設コーナーではなぜか「日本文化展」のようなものが開催されていた。係員に「Tôi thường viết bài viết về Việt Nam tại wikipedia Tiếng Nhật(いつも日本語Wikipediaにベトナム関係の記事を書いてる)」だとか、「Du lịch nay, Tôi sẽ đi Đồng bằng sông Cửu Long 1Tháng(この旅行で1ヶ月メコンデルタに行く)」だとか伝えたが反応は薄かったようだ。しかし、売店の売り子の女性は私がベトナム語をしゃべるのを随分喜んでくれた。
途中、クムホアシアナプラザ(韓国資本の進出はすさまじい)のロビーで休憩しながら công xa paris(パリ・コミューン)通りまで歩く。コンビニで4500ドンの水を1本買ってから、Nhà thờ Đức Bà(家祷徳婆=マリア教会)へ。「4時以降は立入禁止」の札がかかっていたが、「日本人のキリスト教徒だ」と告げ、中に入れてもらう。他の観光客への説明を聞くと、やはり礼拝目的でなければ入場は断っているとのこと。親切な老婆に聖書を見せてもらって、交読や賛美歌のあとに聖体拝領。司祭の方には、Tôi chưa được Baptesma(まだ洗礼を受けてない)と告げ、祝福だけしていただく。
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