2月10日午前:インドカレーにあたる
※この記事は旅行から帰った後に書いています。1万ドンは約56円でした。
※地図はこちらを参照。
4:30頃に鶏の鳴き声で眼が覚める。しばしごろごろした後シャワーを浴び、洗濯物をかきあつめて7時前にフロントへ。em Anh Thưに洗濯物を渡し今回も40千ドンでお願いする。明日チェックアウトすると伝え、洗濯物は明日の朝10時頃に間に合うかなど筆談で確認。問題ないようだ。
朝食を探して歩いていると、モスクのある Trần Quốc Tuấn通りで見つけたのはなんどインドカレー(Ấn Độ Ca-Ri)の店。ここのところ毎食毎食ブン、コム、ブン、コムで飽きが来ていたのでこれ幸いと思ったが、ブン1杯ほどの金しか持っていないことに気づく。近くのATMでお金をおろし、1皿いくらか聞いてみると50千ドンだという。高いなあと思い値切ってみたが頑として聞き入れない。まぁ、地元民からみてもスペシャルな食べ物だし仕方ないかと1皿所望する。随分油ぎっているが美味い。添えられたライスはコムタム(砕き米)で、肉はあひるのよう。ヌクマムで味付けされているようで、インドカレーというよりも一昨年ミャンマーのコータウンで食べたヒン(ビルマカレー)を思いだした。
市場に向かう途中で宝くじ売りの少女3人と出会い、しばし歓談。筆談であれこれ聞くと学校には行っておらず、宝くじの売上もやはり1日50千ドン程度だそうだ。あまりベトナム人どころか、クメール人にもみえない顔つきの子もいる。アフリカンアメリカンの血がはいっているのだろうか。
市場の南端で釈迦頭500gを25千ドンで書い、まだあまり行っていなかった街の西側へ。携帯電話会社のビルの前のスタンドに雑誌が並んでおり、ふと気になった Tuổi trẻ cười(笑うトゥオイ・チェー)を1部買う。7千ドン。これは日刊新聞 Tuổi trẻ(トゥオイ・チェー:「わかもの」の意)紙が隔月刊で出している別冊の風刺雑誌。風刺雑誌文化があるのも旧フランス植民地ならではか。
市場の例のオバちゃんカフェに行き今日もカフェ1杯7千ドン。この街を明日立ってしまことは、特に伝えなかった。
帰り道にまた果物売りに寄り、リュウガンとバナナを合わせて28千ドンぶん。さっき買った釈迦頭がまだ熟れていなかったので変えてもらおうとしたが、ダメだった。そして歩いているうちに、お腹の具合が急激に悪くなってくる。完全に下痢の兆候だ。今日食べたものといえば、少々の果物のほかはカフェとカレーだけ。不衛生なものでの腹痛はこんなにすぐに起こるものではないので、おそらく原因はカレーの油だろう。途上国の食用油脂はそもそもの精製度が低かったり揚げ用の使い回しだったりと質が悪いことが多い。ロボット歩きで部屋まで帰り、トイレに駆け込む。
この日午前中に使ったお金は166千ドン。