ホンソン島1日目

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※この記事は旅行から帰った後に書いています。当日のレートはおおよそ1米ドル=22.3千ドン=108円でした。
※地図とこの旅行のインデックスはこちらを参照。
 



朝食にコムタムを食べてから宿の娘にバイクで船着き場まで送ってもらい、チケットを買うのを手伝ってもらう。 Super Dong号 ホンソン島ゆき、7時20分出港、運賃140千ドンである。カンボジアに近いエリアの港だけあって、公安が荷物のチェックなどもしていた。
 

船の中では隣に座ったビンディン省から来たという娘に興味をもたれ、筆談まじりで色々会話してみる(彼女の発音はほとんど聞き取れなかった)。なぜか娘は茹で落花生を剥いてはかいがいしく私の手に乗せてくれ、私は半ば「自動落花生食べマシーン」と化してしまった。
 


約40分で経由地のホンチェ島に到着、さらに60分ほどでホンソン島に。港周辺の海は……そこそこきれいかな?
 

カフェなど飲んで気持ちを落ち着けてから港周りを探索して宿を探すと、「2泊だけならOK」という宿を見つけてチェックイン。ベトナムは明後日30日(土曜)が南部解放記念日、1日がメーデー、2日が振替休日の3連休なのである。土曜以降はすでに予約で埋まっているのであろう。
 


え? ちょっと? かなりいい宿じゃないですかここ? 廊下の突き当りからそのまま海につながるテラス! 1泊250千ドンでした。
 


荷物を置いたら早速バイクを借りて島を探索。大きな集落は3つ。その名の通り島中央部はかなり高い山になっており、きれいなビーチは北海岸のようだった。島はバイクで1周1時間程度。
 


半時計回りで北海岸を目指す。東海岸はかなり切り立った地形が目立った。
 



東北まで来ると海に出られる場所も目立ってきた。なかなかきれいである。
 


北海岸でけっこうきれいなリゾートペンション?を発見。値段を聞いてみると1泊320千ドンとのこと。うーん。どうしようか。
 



北集落で昼食にする。屋台のおばあさんが炭火コンロでつくってくれたブンリウ15千ドン。うーん、安い!
 



「天官賜福」「九玄七祖」。このあたりは結構中華系の文化があるようだった。そもそもこのエリアは、17世紀~18世紀にかけて、広東から移民してきたマク・キュウという男が開いた「港口国」という半独立国があったのである。ベトナム(広南国~阮朝)とカンボジアに両属し、ハティエン~バンテアイメアスに首府を置き、ベトナムからは河僊総兵(ハティンの軍司令官)、カンボジアからはオクヤー(貴族の一種)の称号を得、船団を率いてフーコック島からカマウ半島までを支配していたという。(Wikipediaの参考記事
 


しばらく行くと「ビーチへ降りる道」という看板を発見。
 




むむっ! なかなかきれいなビーチじゃないですか! 海の家で飲み物を買って荷物を預かってもらい、2時間くらい泳ぎまくりました。


 


夕方も近づいたので島西部をまわって帰路につく。
 



西部の岬でみつけた祠。Nam Hải Đại Tướng Quân (南海大将軍)ということはクジラ神を祀った神社か? もうひとつはおそらく媽祖ですね。
 



夕日、美しいなあ。
 


夜は港ふきんで食事するが灯りがない。スマホのライトをつけてプラコップの上に置いた簡易ランタンの灯りの下でビールを飲む。
 

宿に帰ると、海に出られるテラスで海鮮を焼いてビールを飲んでいるグループ客が。招き寄せられご相伴に預かる。ホタテの焼いたのとか、大変美味しゅうございました。またパジャマ姿のおねえさんもセクシーでした。