ナムユー群島初日(そしてゴミ拾い)

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※この記事は旅行から帰った後に書いています。当日のレートはおおよそ1米ドル=22.3千ドン=108円でした。
※地図とこの旅行のインデックスはこちらを参照。
 

※注意: 旅行後に確認したところ、ナムユー群島への外国人立ち入りは事前申請と許可がいるとのことでした(2018年現在)。今回私は国境警備隊に口頭確認でOKだと言われて入境しましたが、無許可で入境すると国境警備隊に拘束される恐れがあります。

 


昨夜は停電が続き、そのたびに宿の自家発電機のエンジンがうなり、その割にはエアコンは自家発電につながっていなかったのであまり眠れなかった。しかし今日は宿を出ないといけないので頑張って起床。朝食はコムタム(砕き米の皿飯)。非常に美味。
 

さてナムユー群島への船のチケットだが、昨日チケット購入の約束をした男、時間になっても来ない。泊まっている宿の名前は伝えてあるので一旦宿に戻ってみるがやはり来ていない。船はたしか8時という話だったので、7時45分頃チェックアウトして港まで移動してコーヒーを飲んでいると、例の男がやってきて「船もうすぐ出るぞ!急げ」とのたまう。うーん、昨日の約束の時点でなにか齟齬があったのか。とりあえずチケットを買い取り(70千ドン)船まで走る。なんとか間に合った。
 


ホンソン島、改めて見るとたしかに「山島」の名にふさわしい。
 



さすがに連休だけあって若者の姿が目立つ。うーん、宿予約なしは無謀だったか?
 

1時間ほどで、群島の中で一番大きいナムユー島の港に到着。さてホテルはどうしようか……。と思っていたら、個人営業ホームステイ(というか、貸部屋)の客引きに捕まる。普段は中学の英語教師をしていて、連休などに部屋貸しをしているという。エアコン無しで1泊70千ドン、バイクは1日180千ドン(高い)とのことで、まぁ島だしエアコンなしも仕方あるまい、とこの男についていくことにした。
 


部屋は許容範囲。ただしバストイレはいかにも田舎式の、タンクから手桶で汲んで浴びるタイプだった。またアジア式(和式とも言う)のトイレは座ると鼻先に汚物入れのゴミ袋(おしりを拭いた紙をいれるんですね)が吊るしてあるのに若干閉口したが、まぁ仕方あるまい。扇風機は大型のバッテリー・LEDライト付きで停電でも安心のものだった。うん、これなら大丈夫だろう。
 

ただしバイクを借りることに関して、最初はOKしていたのに今になって渋りだした。ガイドならしてやるから、ビーチとかなら連れて行ってやるから、というが、「いや私は自分で運転したいのだ。貸してくれないなら他所に行く」とゴネたら結局はOKとなった。
 




しばらく休憩してから昼食。フーティウと、bánh chuối(芭蕉餅)とでもいうのか、バナナ餡の入ったもち米のチマキをいただく。
 



まずは島をぐるりと一周。さすがにベトナムでもほぼ南の果てにあたる島なので、水の透明度は高い。しかし「ビーチとして整備されているか」で言えばまだまだである。
 



名前がついているビーチをいくつか回って、bãi Cây Mến というビーチで何時間か泳ぐ。ここはジェットスキーなども整備されているようだった。ベトナムのこういったローカルのビーチは、飲み物をなにか頼むと海の家に荷物などを置かせてくれるパターンが多い。また、ここでは淡水のシャワーは10千ドンだった。
 


ビーチとして整備されているか、と言う問題に関しては、ゴミが多いのが気になった。泳いでいる途中で結局ゴミ拾いをはじめてしまい、そうするうちに周りの人も手伝ってくれるようになって、結局2時間ほどでゴミ箱2杯分以上の漂流物を集めてしまった。

サイゴンからきた日系企業づとめだという若者にいろいろ写真をとられ、ベトナムのローカル新聞の3面記事になってしまったのはまた別の話……。
 


夕食は宿のある集落の奥の方で。しかしベトナムの離島、電力不足なんだろうけど夜は暗い。屋台だと食事にも一苦労である。