ハイズオンでローカルバスに乗り換え
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うとうととしていると、車掌に肩を叩かれ起こされる。どこで降りるか聞かれて、つい寝ぼけて「Bình Dương(ビンユーン)」とホーチミン市近くの地名を何度か言ってしまい戸惑われるが、ちゃんと Hải Dường(ハイズオン)と言い直し、言われた額50千ドンを支払う。そうこうしているうちにバスはタイビン川を渡り、ハイズオン市内に入った。
市街には入らずに、5号道路をそのままハノイ方面に行くようだったので、乗務員に「ハイズオンのバスターミナルに行く」と伝えると、大きな交差点の前で降ろしてくれた。googlemapを見ると、バスターミナルまで徒歩12分・1kmのようだ。まぁ、これなら上出来である。
歩道橋を超えてしばらく歩くとバス停の看板があった。私の乗りたい206番バスもここから乗れるようだったが、これがバスターミナルから出てくる方向なのか、バスターミナルに戻る方向なのかがわからない。ま、大した距離じゃない。バスターミナルまで歩くことにする。
ハイズオン駅を通り過ぎる。当初の予定では、今夜はハイフォン市に泊まって、明日の朝の鉄道でこの駅に来るつもりだった。
ボンボンバンバン幼稚園。変な名前だなあと思ってネットで聞いてみたら、昔話「Tấm và Cám(米と糠)」に出てくる、魚の名前を使ったオノマトペのことだそう。その昔話は一応知っていたが、ちゃんと読んだことがなかった。あとで読まねば。
近くの人に道を聞いて、バスターミナルに到着。ここは旅客バスターミナルと名前はついているが、ローカルバスしか発着していないようである。カフェを商っている家族に206番バスの時間を聞いたら事務員に聞けという。いつもどおり韓国人かと聞かれ日本人だと答える。バスターミナル事務員のお姉さんに聞くと、15時に出るから待っていろと言われる。時計を見ると14時55分。トイレを済ませ、カードゲームに夢中になっているオッサンたちの脇でジュースを買って待つ。15時10分近くになってようやく「乗れ乗れ!」と声がかかったのでバスに乗り込む。
果たして、先程見たバス停はバスターミナルから出る側であった。まぁあそこで30分近く待つのはあり得なかったが。
(続く)