発酵式CO2添加を科学的に考える②

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前回の続きです。

今回よりCO2添加のデータをとっていきます。
 

第1回

砂糖……107g
水……840cc
 

以上の配合の砂糖水を、500ccペットボトル2本に分け、各々にイースト菌0.25gを添加(0.5gを量り、目分量で半分に)。2024年3月10日午前10時より添加開始。
 


なお二酸化炭素検知はBTB溶液を使用しています。水槽中のCO2が気化しようとするとこの管に流入し、phの変化にともなって 青→緑→黄 と色が変わります。
 

結果……イースト菌が少なすぎたか、初日はCO2放出量が少なかったが、2日目からCO2試薬が緑色に変化。ただしわずか5日で試薬は青色に戻ってしまい、6日半でほぼCO2の気泡が目視できない状態に。ちょうど7日経過時点(2024年3月16日午前10時)で添加中止。廃液はまだほんのり甘い。おかしいなあと思って計算し直してみました。計算もめんどくさいので google スプレッドシートで表を作って計算してみると……
 


当初の計算が結構間違っていました。105gの砂糖+830ccの水だとエタノール濃度6.41%で止まっちゃいますね。

というわけで第2回に。