2月3日:移動日、妹分の下宿へ


※この記事は旅行から帰った後に書いています。1万ドンは約56円でした。
※この日の地図はこちらを参照。
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成田出発は実は初めてだ。余裕を見過ぎたのか、空港には搭乗時間の3時間近く前についてしまった。飛行機はソウル経由の大韓航空機に安いものがあったのだが、金浦から仁川の乗り換えが必須だった。これが北東アジアも夏ならば何も問題はないのだが、そこそこ寒い2月の東京から極寒の朝鮮半島を経由して常夏のメコンデルタに行くとなると、服装が問題だ。その点、今回選んだ香港経由のキャセイパシフィックなら、日本で家〜リムジンバス乗り場(新宿ヒルトンホテル)の間、ほんの5分だけ寒さを我慢すればサンダル履き、Tシャツに、せいぜいスポーツ用のウインドブレーカーを羽織るだけで済む。真冬に熱帯に向かう他の長期バックパッカーはみんなどうしているのだろうか。

 

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キャセイパシフィック航空CX501便は定刻通り10:35に出航。香港までは約5時間、機材は久しぶりに乗るBoeing777−200で座席にUSBコンセントもある。シートは島席の通路側で隣席に気兼ねすることもなく快適な空路となった。香港での乗り換えもさして面倒でなく、乗り換え時間中に空港の無料Wifiもかろうじて使えた。乗り換えのCX765便(
Airbus330-Z)は40分以上の遅延となったが、こちらも島席の上に、隣になったオーストラリア国籍のベトナム系女性が少し離れた彼氏の隣に移ってしまったので更に快適な空路となった。

 

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1時間遅れで到着したベトナムの入国審査は、イミグレの女性係員に Tôi có VISA(ビザがあります)と告げてVISAページを広げて渡すと何も聞かれずに入国となった。当初の計画ではギリギリ空港発の終バスに間に合う予定だったが、飛行機の遅延でそれも不可能となったのであくせくすることなく預け荷物を受け取り、まずは両替屋でベトナム語を試す。所持していた現金3万8千円のうち、6000円を両替。首尾よく108万2千ドン也を手に入れ、50万ドン札はすべて10万ドン札に替えてもらったまではいいが、10万ドン札5枚を5万ドン札10枚に替えてもらおうとして、間違って「5千ドンに」と言ってしまい、「そりゃ無理だよ!」と大笑いされてしまった。

スマホ用のSIMは、料金メニューを見せられ「Mobifonの1ヶ月1.5GBコース」を29万ドンで購入。あとで確認した所、売りつけられたSIMはmobifonのものではなくVittelのもので、しかも普通に街角で買えば15万ドン程度で契約できるコースだった。あのSIM屋はボロ儲けで笑いが止まらないだろう。

しかし急いでSIMを用意する必要がなかったわけではない。合う約束をしていた妹分の子が明日早くに正月休みで北に帰郷してしまうので、今夜中早くに連絡をつける必要があったのだ。早速SMSと電話で連絡を取ると、下宿まで来て欲しいという。ボッタクリタクシーを避けるために国内線ターミナルまで歩くが、そこでついタクシーのキャッチセールスに耳を貸してしまった。目的の住所を告げると15万ドンだという。高すぎる。すんでのところで「ところで、どこのタクシー会社?」「え?聞いたことないや。やっぱいらない」とベトナム語で切り抜け、優良で知られるVinasunタクシーに乗り込む。

果たして目的地近くで降りると、メーターは8万5千ドンであった。やはり倍近いボッタクリだったのだ。

 

妹分は18歳の日本語学習者。東南アジアの日本語学習者のほとんどがそうであるようにオタクだ。去年の春に北部の高校を卒業したが、大学には進まずに、仕事を探しにサイゴンで一人暮らしを始めたという。告げられた住所を訪問すると、1Fはパン屋になっている4階建てほどの建物だった。パンを売るおばさんに筆談で名前を告げると「上にいるよ」といった仕草をするので、家の前に着いたよと電話で告げ、初対面となった。

時間も時間なので、近所にあるブンボーフエ(フエ風の牛肉麺)の店で一緒に食事を取ることにする。日本から持ってきたプレゼントを渡したりし、食事をしながら1時間ほど英語、ベトナム語、日本語で話す。彼女はメールなどで話す限りでは私より英語が堪能なのだが、それでも意思疎通はつかえつかえ、筆談、絵解きを交えてだ。明日7時の飛行機に乗るというので、あまり長時間引き止めもできずに別れる。食事代は彼女持ち。ベトナムではホストが、また食事に誘ったほうが全額払うのが普通である。一昨年仲良くしていた女性は違ったようだが。

タクシーを呼ぼうか、という彼女に「8月革命通りカクマンタンタムまで歩くよ」と告げてハグして別れる。8月革命通りに出るとタクシーはすぐ捕まり、「9月23日公園、レライ通り120番地まで」とベトナム語で告げる。さすがにテト前だからか渋滞はひどい。街をバイクで過ぎゆく人々を眺めながら、つい「Con gai Việt Nam đep qua…(ベトナムの少女は美しすぎる)」と漏らすと、運転手は爆笑した。

 

予約をしておいた、レライ通りの路地を入ったSaigon Cosy hotelに到着し。近所のコンビニでビールとおつまみを買ってからチェックイン。女主人があれこれ観光ガイドを薦めてくるが、「サイゴンは4度目だよ、今回はメコンデルタの田舎旅行のトランジットだ」、とベトナム語まじりの英語で告げると「じゃあ大丈夫だね」と破顔して部屋に案内される。

今回、いつも泊まっている22ドル程度の小奇麗なホテルではなく、バックパッカー街近くの17ドルの安ホテルだ。部屋はまぁまぁ、立地を考えればマシなほうだろう。しかしシャワーを浴びて着替え、髪を乾かしているとドアがノックされる。ドアを開けると、立っていたのは派手な化粧をした売春婦だ。いままで東南アジアでいろいろな宿に泊まっているが、15ドル以上するホテルで部屋に直接売春婦に来られるのは初めてだ。当然これは社会主義国のベトナムでは完全に違法だ。このようなことを許すホテルだったのかと呆れてしまった。ここはあまりいいホテルではなさそうだ。

 

この日、ベトナム到着以降に使ったのは56万5千5百ドンと宿泊費32万5千ドン。合計89万と5百ドンで約4901円。

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