ラックザーで1泊してのち長距離移動

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※この記事は旅行から帰った後に書いています。当日のレートはおおよそ1米ドル=22.3千ドン=108円でした。
※地図とこの旅行のインデックスはこちらを参照。
 

※注意: 旅行後に確認したところ、ナムユー群島への外国人立ち入りは事前申請と許可がいるとのことでした(2018年現在)。今回私は国境警備隊に口頭確認でOKだと言われて入境しましたが、無許可で入境すると国境警備隊に拘束される恐れがあります。

 



5月3日の朝ナムユー島を退去。Super Dong号のナムユー~ラックザーの直通料金は210千ドン。12時頃にラックザーにつくと、この3連休の要素のひとつである南部解放記念日(1975年4月30日のサイゴン陥落)のポスターを見かけた。
 

ホンソン島へのチケットを手配してくれた娘さんの宿に再度投宿。ホンソンは2泊のみ、ナムユーで泊まったのはホームステイのため、洗濯物が溜まっている。パンツ2枚、タオル2枚、パジャマ用の大きいTシャツ1枚、Tシャツ1枚、ハンカチ1枚を洗濯した。この日は休養日として、あとは買い物・街歩き少々で過ごすことにする。
 



スーパーに買い物にでかけ、ヨーグルト、チーズ、ウエットティッシュ、石鹸などを購入。帰り道で釣具屋を見学。ベトナムでは釣りはメジャーな娯楽のひとつである。
 


夜、ホンソン島方面にものすごいスコールの雲がかかっているのが見えた。
 


夕食は海鮮チャーハンと「gà ác(直訳で悪鶏)」の焼いたの。黒い=悪なんでしょうか? つまりは烏骨鶏。
 


 



翌日の5月4日の朝食は bún xào。直訳だと「ビーフン炒め」だが、ベトナム南部では炒めないでただ和えただけのものをこう呼ぶ。ついでに興味深い出前用什器もぱちり。
 




宿の近くの廟を覗いてみると、この日は漢方薬の頒布会が行われていた。ベトナムでは薬は3種類に分かれており、西洋薬が thuốc Tây(西薬), 漢方薬が thuốc Bắc(北薬), ベトナム伝統薬が thuốc Nam(南薬)である。
 



またこの廟では、前述した抗仏英雄のグエン・チュン・チュック(阮忠真)が祀られている。エスペランサ号への斬り込みも描かれていた。
 

昼前にホテルをチェックアウト。ラックザーのバスターミナルは、「ラックザー市内バスターミナル」と、市街から10kmは離れた、ラックザー空港近くの「キエンザン省旅客バスターミナル」のふたつがあり、長距離バスは基本的に後者から出ている。前回はバイクタクシーで100千ドンを値切って70千ドンで行ったのだが、今回は最初から50千ドンと言われた。実際の田舎の物価はこんなもんだったのか。
 



バスの中では、おそらく創作デザートであろう、「おはぎのクレープ包み」をいただく。
 


っと……! 交通事故! バスがバイクをはねてしまった模様。これで国道80号線上で40分ほど立ち往生。バイクの人は無事だったのだろうか……。
 


サイゴンのミエンタイバスターミナルに到着したのは21時半すぎ。そのままFutaバスの案内所に寄ってみると、23時発ニャチャン行きの寝台バスがあるという。時間も時間だし、サイゴン市内にはよらずにこのまま中部海岸に向かうことにした。ラックザーからサイゴンまで9時間、バスターミナルで待機2時間半、サイゴンからニャチャンまでおそらく8時間、連続19時間の移動である。