Thinkpad のフタを閉じた後、Ubuntuでマウス・キーボードが反応しなくなる
私は長年、5年落ちくらいの中古のThinkpadを安値で買っては腐るまで使う、というケチなラップトップライフを送ってきたのですが、ベトナムに引っ越して少々生活に余裕が持てるようになったので、従来使っていた x201sがついにダメになった(バッテリー寿命、WiFi基板死亡)のを機に、今年の春に思い切って新品のノートパソコンを購入しました。
ベトナムの通信会社系ITショップ・FPT shop でIPS液晶・メモリ8GB・Corei5-1135G7(2.40GHz)のものが1千8百万ドン(=9万円弱)。
このマシン、UEFIだのBIOSだのの関係で Debian10が素直にインストールできなかったので、片っ端からDebian系OSを試し、長年愛用しているXFCE4がデフォルトで使える xUbntuをインストールして使っていました。
んが、掲題の通り、一度フタを閉じると(この表現、なんとかならんか)、マウスカーソルは動くものの、クリックは反応せず、キーボードもCTRL+ALT+F1(テキストコンソール落ち)以外は反応しなくなってしまう、という現象に悩まされて……いや、悩まされてはいませんね、COVID-19問題によるロックダウンで、外には全く持ち出さずに自宅デスクで使ってますから……まぁいいや、悩まされていることにします。
解決策をネットであれこれ探したんですが、「サスペンド復帰後にこの現象が起こる」というのはよく見るものの、「フタを閉じたときだけ」というのは見かけないし、「サスペンド後に」の場合はこうすれば良い、という対策もウチでは効きませんでした。
で、最終的に解決したのはこれをやってからです。
1. /etc/default/grub を以下のように編集します
#GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
↓
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash i8042.direct i8042.dumbkbd"
2. grubをアップデートします。
sudo update-grub
これで解決。カーネルパラメーターは i8042.direct i8042.dumbkbd でした。
*2021年7月2日付記:一度これで収まったのですが、Ubuntuアップデート後にまた再発しました。今回は以下のパラメータを与えたら直りました。
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="atkbd.reset i8042.reset i8042.nomux i8042.dumbkbd quiet splash"