Du lịch Việt Nam 2012/Aug/18 Part5 裏通りのビアホイでどん!(謎)
この記事の前提条件は1日目パート1を参照ください。
※この旅行記は帰国後に書いたものです。ブログの投稿日時を旅行当日に合せています。
3日目(8月18日)その5 裏通りのビアホイでどん!(謎)
ホテルに戻ると、洗濯物が仕上がっていた。贅沢なトリプルデラックスルームを楽しみ、便秘薬を飲み、疲れを落とすためにこちらに来てはじめてゆっくり湯船に浸かり体を休める。
20時、お通じもあったし、これで堂々と食事にいけるなぁ、とブイチスァンの一本北側にある Sương Nguyệt Áhn通りをうろうろする。
ヤモリだ。かわいいなぁ(伏線)。
このあたりはB級グルメ街だと聞いていた割には、冷房の効いた室内で食べさせる店が多い。店名に日本語が入っている店もある。しかし、そういうところにひとりで入っても寂しかろう……。
実は1軒、入ってはみたのだったが、「写真つきメニューはあるか」と聞いたら「ない」といわれたのですぐに出たのだった。このまま歩いてしまうと、文化公園まで戻ってしまうことになる。どこかに入らねばと思っていたら、陽気な感じのビアホイ(ビアホールのこと。日本のように大きなものでなく、露天でビールを飲ませる食堂のこと)があったので、「めしをくいたい」と伝え、椅子とテーブルを出してもらう。
まずはTigerビール 12,000ドンを頼む。グラスに巨大な氷が入れられ、そこに瓶ビールを自分で注ぐ。とりあえずおつまみにと、Trúng chiên hành 20,000ドン。なにかよくわからなかったが、平たく焼いた玉子焼きだった。形としてはチヂミに近い。
写真がぶれているのは、フラッシュを焚きたくなかったのと酔っ払っているせい。話のきっかけが欲しかったので、店員がビールケースを運んでいるのを見て、おどけて自分も同じしぐさをして見る。やったウケた。いかにも販促員的な女子(子持ち)が話しかけてきたので「ブイチスァンのホテルに泊まっている」「ベトナムは始めてである」「東京から来た」などと例によって適当に自己紹介をする。
女子はやはりサンミゲルビールの販促員としてお店の手伝いに来ているそうだ。「夜風が涼しいね」などといっていたら、「涼しいって、すごい汗かいてんじゃんw」とかいいながらおしぼりで顔を拭いてくれる。いい子や、子持ちだけどいい子や……。28歳だという。
チキングリル 50,000ドンを頼む。昼に食べたとりめしが70だと考えるとちょっと高い気もするが、ここでは年に何度も米が取れるのだ。サンミゲルとタイガーを飲みながら、世間話に花を咲かせる。
おいガキ、カメラ掴むなww
その他、「日本の唐辛子はドライばっかりでフレッシュはみかけない。見かけてもこんな派手な色じゃなくてダークだよ」とか、「東京では、パクチー使った料理1皿でなく、パクチー3束くらいだけで50,000ドンするんだ」などの話で大いに盛り上がる。パクチーの値段については、店員全員で聞きに来たくらいだ。指差し会話帳と、簡単な英語と、筆談でここまで通じるものだ。
店名は「Quán Phở Số 10」らしい
店の看板を取ろうとしたが、サンミゲルののれんしか写ってなかった。最後に「なんかメインディッシュがほしい。コム(米)かミーサオ(焼きそば)かどっちか」みたいに伝え、Mi xào bó(牛肉いり焼きそば) 55,000ドンを頼む。
ミーサオを食べながらビールを飲んでいると、なにか違和感が。ハッとしてグラスを見ると異物が浮いている。さすがに店員に「なんか入ってるが、これ何だ」と聞いたが、「あー、ごめんごめん、木から落ちてきたんだろうね」と上を指差す。おなかを指差して「安全なものか」と聞くが、曖昧な答えしかない。しかし爬虫類飼育の経験がある俺にはだいたいわかっていた。
ヤモリのうんこだ(伏線回収)。
ビアグラスは変えてもらったものの、いささか食べすぎ感もあり気分が悪くなってきた。ミーサオを頼んだのは間違いだったか。トイレ(溝)を借りてから精算を頼む。玉子焼き20,000、チキングリル50,000、ビール4本48,000、やきそば55,000で合計173,000ドンだとおもったら 175,000ドンだった。おしぼり代かなにかが2,000ドンなんだろう。高額紙幣である500,000ドン札を出し、325,000ドンのお釣り。意外にも高額紙幣が通じるんだなぁ。
カックマンタンタム通りをまわってホテルに帰ると、さっき到着したという日本人女性2人組がチェックインしたところだった。軽く話しかけてみると、朝食の時間がわからないという。私が代わりにフロントマンに確認したところ、6時半から9時半だという(私も把握してなかった)。「うわー、英語できてすごいですね」とか言われて驚く。この程度の意思疎通ができなくても海外旅行あちこちいってるのが日本女子か。「消費者感覚」という言葉がずしりとのしかかる。
「海外旅行初めてなんだけど」というのは、信じてもらえなかった。
そして次回、ヤモリのうんこが事態を急転させる。