Du lịch Việt Nam 2012/Aug/20 Part5 カントーの夜
この記事の前提条件は1日目パート1を参照ください。
※この旅行記は帰国後に書いたものです。ブログの投稿日時を旅行当日に合せています。
5日目(8月20日)その5 カントーの夜
メコン川で夕陽を見たい、という希望はあったのだが、なにぶんバスのトランクから荷物を受け取り、フロントで鍵を受け取って、5Fの部屋まで駆け上がり荷物を置いたのは18:00すぎ。窓を開けるともう陽はほぼ沈んでいた。部屋の設備をチェックし、トイレを済ませ荷物をまとめると、もう月がくっきりと浮かんでいた。
ホテルは2つ星なのでエレベーターもなし、エアコンの効きも悪く、バスルームはあまり清潔でないトイレとシャワーのみ。テレビも14インチくらいのブラウン管、部屋の鍵も内側からはバーロックのみだった。
きちんと帰ってこれるようにホテルのWIFI(電波弱い)でざっと地図を確認し外出。カントー川沿いにハイバチュン通りを北上するとすぐに川沿いの公園が。夜のこの時間になっても活魚やえびをタライで売っている人や、果物売りがたくさんいる。屋台はサイゴン市街にもよくあるような餅米の弁当屋のほか、サトウキビジュース屋も多いようだ。川沿いの公園はどの国でも同じように若いカップルが目立つ。
「巨大なホー・チ・ミン像」というのはサイゴンでは見なかったのだが、ここにはあった。
まずはコーヒーでも飲んで落ち着いてから食事を、とも思ったのだが、入ろうとしたカフェで日本人のオヤジがホステスをはべらしていた(のみならず、日本語を教えようとしていた)ので入るにためらう。しかも明日は6:00にはチェックアウトしてホテル前に集合なので、そうふらふらともしていられない。
ハイバチュン通りの突き当りに水上レストラン的なものがあったのでふらっと入ってみたら、どうもこれはナイトクルーズ船のようだった。別に乗船料も取られなかったし、予約もいらないっぽかったので、そのまま席についてとりあえずビールとメニューを頼む。
鶏の手羽先のほかに、そういえばまだ揚げ春巻きを食べてなかったなぁ、と思い注文したがでかい、というか衣がふわふわサクサクでボリューミーだ……。家族用、しかもたぶん中国人向けだこれは……。そういえば昨日おなか壊して寝てたんじゃないか。ちょっとこれを平らげるのは無理だった。
19時半過ぎになると船はゴウンゴウンと桟橋を離れ、カントー川とメコン川(後江)の合流点をクルーズ。壇上では謎の歌謡ショーや謎の手品ショーが繰り広げられ、おとなりのテーブルでは謎の中国人老夫婦が謎のハマグリの酒蒸しをつつく。これで自分が元気で、老夫婦ではなく若者グループだったら料理のシェアとかできたのに、と思いながら、船の灯りに惹かれて大量に飛び交う蛾を振り払いながらビールを飲む。
蛾がニガテな人は、カントー川のナイトクルーズ船に乗っちゃダメですよ(笑
ウエイターが日本語を教えろと言ってくるので、Đa は ko o li だとか(ビールにはガンガン氷を入れて飲むものなので)、 I love you は a i si te lu だとか適当に教えるが、体力が……。いや、独り者を気遣ってくれているのだろうが……。
聞かれるだけもアレなので、こちらもベトナム語を聞いてみる。「タクシーはビナサンだし、携帯電話はビナフォンだし、『ビナ』とはなんぞ」と聞いてみたが、「ビナとは我々のことである」のような曖昧な答え。「ビエッナム」の「ビナ」なんだろうか。
ディナークルーズは1時間半程度で終わり、船は再び桟橋に。会計を頼んだところ、333ビール3缶、鶏の手羽先、揚げ春巻きで合計175,000ドン。テーブルごとにきちんとレシートがあるのでぼったくりではない。料理多かったしこんなもんか、というかビールを何杯か飲んでおなか一杯食べるとだいたいこんなもんだろう。200,000ドン札を出し、おつりをもらうとさっと船を降りる。
ゆらゆらすいみん ゆらゆらどりみん あいがゆれーる
マーケットや公園にたむろする若者グループに冷やかされながら(「ねぇあなたあの人に声かけてみなよ」「やっだー」みたいな)、ホテルに帰り、フロントに部屋番号を告げるもうまく英語が通じない。挙句の果てには、鍵がどっさり入ったバスケットを渡してきて「自分の部屋の持ってけ」状態。さすがツアー会社貸切の2つ星ホテル……。
エアコンの利きがとても悪かったので、ベッドの位置を調整しながら睡眠。