Du lịch Việt Nam 2012/Aug/19 Part3 7区の病院へ

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この記事の前提条件は1日目パート1を参照ください。
※この旅行記は帰国後に書いたものです。ブログの投稿日時を旅行当日に合せています。


4日目(8月19日)その3 7区の病院へ

 

いつものようにメモ帳に病院の住所を書いたが、今日はタクシーも自分で拾うのではなく、ホテルのスタッフに拾ってもらう。7区までいくらかかるのかも分からないので、タクシー代もカード決済と決める。フロントに預けてあるパスポートを受け取りビナサンタクシーに乗り込む。ビナサンであれば確実にクレジットカード端末をのせているので……。

病院は7区(Phù Mỹ Hưng)の Nguyễn Lương Bẳng通り 6番地の FRANCO VIETNAMESE HOSPITAL.タクシーはいくつもの見覚えのある大通りを通過し橋を渡って7区へ。7区はどうも高級住宅街のようで、大きなショッピングモールやマンションが並び、道路もきれいでロードバイクに乗ったサイクリストも見かけた。

運転手も場所がよくわからなかったらしく、一度タクシーを停めてまわりの人に道を尋ねると、今来た道を引き返す。どうもさっき通り過ぎた大きな建物が病院だったようだ。クレジットカードで支払い、運賃はあとで確認したところ、117,000ドン(454円)。

建物に入り、適当に声をかけてみると「受付はあっち」のように案内される。カウンターでパスポートを提示。スタッフに何度も確認しながら、初診受付、保険確認などの書類の必要事項を埋めてロビーで待つ。その間を利用して、既往症などをすぐに説明できるようタブレットPCでいくつかの単語の翻訳を行う。カウンターには「日本語翻訳サービスはこちら」と電話番号も書かれているが、必要はないだろう。日曜も使えるのかはわからないし。

体重を測り、アレルギーの有無を聞かれ、赤外線式での体温測定(38.7℃だった)。ノートを見せて病状を説明したあとに採血。診断結果は以下のような状態。

 
 
採血結果:クリックで拡大

白血球 Leucocytes (WBC) 7.7g/l (正常値 4.0~10.0)
赤血球 Hématies (RBC) 1.81 T/l (正常値 4.2~5.7)
ヘモグロビン Hémoglobine (Hgb) 13.2g/dl (正常値12.5~17.5)
ヘマトクリット Hématocrite (HCT) 37.9% (正常値40~54)

(いまこの記事書きながら思ったんだけど、病院名もあれだし、基本スペイン語なのかここ?)

どうもこのあたりは正常値に収まっているが……。

やべ、CRP(血中クレアチニン濃度。炎症のレベル判断に使用される)が 30超えてるじゃないか。

医師も「白血球は正常なんだけど CRPがちょっと高すぎる……」といぶかしんでいたので、昨年重症急性膵炎で3週間意識不明になったときは CRP50超えが一週間続いたこと、どうも自分は CRPがすぐに高くなるタチなんではないかと説明すると……。

「は? なんで重症急性膵炎やった人がビール飲んでたの?」と医師から冷静なツッコミが。

「いや、一度は完全断酒といわれたのだけど、完治しているので主治医からたまには飲んでもいいよ言われてて」などと弁解するが、やはりお説教(よく聞き取れない)を頂く。ひたすら謝り、「胃の辺りの痛みはないんだよね」「もし痛みがあったらすぐにまた来なさい」とのお言葉。申し訳ないです……。

その後、看護婦さんに下痢止めと解熱剤を飲ませてもらい、約2時間の点滴。「リンゲル液ですか?」と聞いたらそうだという。点滴のあいだうとうとしていると、いろいろ悪夢を見る。ああ、去年死にかけた時もこんな感じだったんだろうな。唸り声を上げることで楽になるなら、堂々と唸ろうと思い素直に声にする。

動物みたいだな。でもこれでいいんだよな。

点滴が終わりかけたので看護婦さんを呼び、もういちど熱を測ってもらう。多少下がっていたようだ。入院していくかと聞かれるが、そこまで調子が悪いわけではなかったので「ホテルに戻る」と伝える。

再度、いくつかの書類を書き処方箋を貰う。院内処方はできないようで「市内の薬局で買えるのか」と聞けば「買える」との答え。トイレを借りて、しばらく休んだあとに病院の玄関につけていたビナサンタクシーに乗り込む。明日には体調が収まるだろうから、いったんデタムに寄ってツアーの再予約をしよう。

 

処方箋:クリックで拡大

これらの書類、医師の名前はたくさん書いてあるのだけど、担当してくれた先生は処方箋のスタンプの Dr. Trương Anh Tấnだろう。看護婦さんの名前がわからないのが残念。