ベトナムにはどんなバイクが走っているのか?(ホンダAT篇)

79

親記事はこちらです。今回はホンダのAT車を、販売ターゲット別に紹介していきます。個人的にはAT車って嫌いなんですよね。操作感の問題や値段の問題だけではなく、最大の難点は「両手を離せない」こと。MT車だとリアブレーキがフットペダルになっているので、坂道などでも両手を離してスマホいじったりすることが可能ですが、AT車だとそれができない。機構も複雑なので故障すると修理も大変。とはいえ、今はもうATが主流ですね、

 

フラッグシップ

AirBlade
出現率★★★★★
高級感★★★⯪☆

おそらく今ベトナムで一番売れている、そして街でも一番よく見かけるホンダのフラッグシップ車が「Air Blade」(越発音:エッブレッ)です。125cc標準版から、160ccスポーツバージョンまで、いくつかのバリエーションがあります。特徴は車体の大きさ。バイク乗りならわかるでしょうが、バイクは大きさ・重さがある方が、「事故ったとき勝てる」るので、「大きい」は正義です。125ccの普及版で42百万ドン(32万円くらい)。ホーチミン市のオフィスワーカーの月収3~4ヶ月分ですね。値段の割にはリアもダブルサスペンションで乗り心地もいいです。


(※画像は本家サイトより)

 

デカスク

ADV 350
出現率★☆☆☆☆
高級感★★★★✫

(※画像は本家サイトより)

350ccという大容量エンジンのため、A2以上の免許が必要です。値段も張ります。だいたい160百万ドンくらい(90万円)デカスク自体、ベトナムではそう見かけないのですが、それでもたまに走っているのがこの「ADV 350」(越発音:アージェーヴィー・バーチャム・ラム)。165百万ドンくらい。ちょっとした風防つきで、外見からしていかにもデカスクです。

 
SH 350
出現率★☆☆☆☆
高級感★★★★✫

(※画像は本家サイトより)

あまり見かけませんが「SH 350」(越発音:エッハー・バーチャム・ラム)。ADVより安くだいたい150百万ドンくらい(90万円)。SHシリーズには廉価版の160cc、125ccバージョンも存在しており、そっちは結構見かけます。SH全体の出現率は★★☆☆☆くらいですかね。

おしゃれバイク

SH Mode 125
出現率★★★☆☆
高級感★★★★☆

(※画像は本家サイトより)

そこそこ高いのに田舎でも割と見かけるのがこの「SH Mode」(越発音:エッハー・モーデー)。女性に人気があります。ヨーロッパにも同型が輸出されているらしく、とにかく外見がおしゃれ。その割にはリアが片サスなのがもったいない。これもいくつかモデルがあって、値段は57~63百万ドン。フラッグシップのAirBladeより若干高めです。

 

奥様バイク

LEAD ABS 125
出現率★★★★☆
高級感★★★☆☆

(※画像は本家サイトより)

販売ターゲット的に、少々お金に余裕のある奥様向けでしょうか。39百万~45百万ドン。特徴は巨大なシート下スペース。後ろ姿もかなり「ケツがでかい」スタイルです。荷物がたくさん積めるので子連れ移動に便利かと思います。ABS搭載で運転の苦手な人にも安全。なおベトナムのネットスラングに「Ninja Lead」というものがあります。日焼け防止のために帽子にマスクにと全身を黒色で固めた奥様が下手くそな運転で突然飛び出してくるさまが「忍者のようだ」ということ。ベトナムは社会主義国なので男女差別はあまりないのですが、それでもやはり「女性は運転がヘタ」という社会的イメージはあります。これもリアは片サスです。

 

お姉さんバイク

VISION 110
出現率★★★★★
高級感★★☆☆☆

(※画像は本家サイトより)

AT車で再廉価なのがこの「VISION」(越発音:ヴィッスン)です。エンジンはこのクラスでは一番小さい110ccでかなり非力。標準版で31百万ドン、スペシャル・エディションでも36百万ドンと、ホーチミン市のオフィスワーカーなら月収2~3ヶ月で買える額です。若い女性向けでは一番売れているバイクでしょう。まちなかで見かける率もフラッグシップのAirBladeに次ぐと思います。廉価なのでもちろんリアは片サス。うちの妻もこれにもう15年近く乗っています。そろそろ買い替え時期ですねえ。

 

兄ちゃんバイク

VARIO
出現率★★⯪☆☆
高級感★★★⯪☆

(※画像は本家サイトより)

VISIONが「お姉さん向け」ならこっちは「兄ちゃんむけ」でしょうか。若い男性がカッコつけて乗ってるイメージがあります。グレードがいくつかあり、125ccなら41百万ドンから。160ccでも51百千ドンと、実はそんなに高くない。


その他、現行車でないものだと、一応「デカスク」に分類されそうな「PCX」(160cc)、あまり存在感のない「Click」などもあります。