Tea House Scam/茶館詐欺

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※この旅行記は帰国後に書いたものです。ブログの投降日時を旅行当日に合せています。

地下鉄10号線南京東路駅で下車。トイレをすませ地上にでると早速中国語で声をかけてきた二人組の男がいた。写真を撮って欲しいという。請われるままに写真を撮ると、そのまま中国語で雑談モードに、いやいや、俺は日本人だよというと「いやあ、中国人にしか見えなかった」と拙い英語で雑談継続。

西安から来た王強と対建華と名乗り、日本に友達がいるだの、来年日本に留学するだの、友人が「2010年の」東日本大震災のボランティアに言っただのと筆談で会話をするうちに、「渇、茶」(のど渇いてない?お茶のみに行こう)などと言い出す。これはアレか。アレだな。あの有名な上海の茶館詐欺だ。試飲だ無料だと良いお茶をたくさん飲ませて大金を請求するという。

だいたいなんで西安から旅行にきたお前らに「なじみの茶館」があるんだよ!

こちらは簡単な中国語ができないわけでないし、筆談でも簡字体の50文字くらいは書けるんである。噂に聞いていた通り「中国語まったくダメ」な人でなくそこそこできる人間がカモなんだろう。直前で逃げればいいかと思っているうちに南京東路と四川中路の交差点の茶館前に。

ここで「君らのことは有名だよ。とても知られた詐欺だ」と一言つげて路地に紛れ込む。振り返るとぽかんとした顔をしていた。